【厳選】BUMP OF CHICKEN歴17年の僕が特におすすめしたいスゴすぎる藤原基央の歌詞フレーズ集

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BUMP OF CHICKENの歌詞はすごいのが多すぎて誰かと話したくなる。

そこで「このフレーズすごいよね!!」と、人にしゃべりたくて仕方がないおすすめのフレーズを厳選してまとめてみた。

「あーそこきたかー!!」「いやその曲はあそこのフレーズだろ!!」なんて思いながら読んでいただけたら嬉しい。

まだ全ては書けていないので、これからドンドン追加していきます。

(RADWIMPSのおすすめ歌詞フレーズもまとめているので読んでみてください)

【厳選】RADWIMPSを聴き続けて10年の僕が特に紹介したいスゴすぎる野田洋次郎の歌詞フレーズ24コ - Why Not?

 

 

虹を待つ人

そのドアに鍵はない そのドアに鍵はない

開けようとしないから 知らなかっただけ

初めからずっと自由

「ダメだ、ぼくにはできない」と絶望してるかもしれないけど、それまだやってないだけだよ」と教えてくれる素敵な歌詞。

 

本人的には「何度やってもダメ」とか思っていても実際は「何もしていないだけだった」ってことがこの世には本当にたくさんある。

 

現にこの歌詞と同じようなことを歌ってくれている曲もいっぱいあって、宇多田ヒカルさんの『Wait&See~リスク~』という曲でも、

回らないタイヤが目の前に

並んでるけど

アクセル踏まずにいるのは

誰だろうね?

という歌詞が出てくるし、同じBUMP OF CHICKENの曲『オンリーロンリーグローリー』の中でも、

目隠しをしたのも

耳ふさいだのも

全てその両手

と歌われている。

開けようとしてないのに、「ドアが開かねー!」とか、アクセル踏んでないのに「タイヤが回らねー!」と嘆いたり、自分の手で目と耳をふさいどいて「なんだこれ!?なんも見えねーし聞こえねー!!超こえー!!」と騒いだり、言葉にするとコントみたいなことを僕たちは平気でやっちゃう。

 

じゃあどうしたら、そんなことをやめられるかっていうと、やっぱりこうゆう素晴らしい曲などを聞いて、「あれ、おれドアを開けようとしたことなかったかも」と気付きを得るってのいうのがいいんじゃないかと思う。

 

藤原基央さんも、よく「音楽は鏡だから、その鏡に自分を写して、まだ自分でも気付いてない自分に気づいてあげて」というようなことを言っている。

医学的にいうと「認知療法」というやつ。

 

自分で自分の気持ちを探って捕まえるとスゥっと楽になったりするから、バンプの音楽だったり、映画や小説を楽しみながら自分の汚い部分や可愛い部分を見つけていきましょう。

 

ちなみに最近ちょこちょこマインドフルネス瞑想もやるようにしたら、思ったより頭がスッキリして自分の気持ちがわかりやすくなるのでなかなか良いです。

 

望遠のマーチ①

どれだけ待ったって 誰も迎えにこないじゃない

行こう 行こうよ

『望遠のマーチ』のPVが公開された日、このフレーズを聞いた瞬間に大好きな曲になった。

僕は少しひねくれ者なので「前向きに生きよう!前に進もう!」という素敵な言葉よりも、「誰も迎えにこないし、仕方ないから行こうぜ!」という言葉の方が心に刺さる。

『ダイヤモンド』という曲でも藤原さんは「目標なんてなくていいさ」と歌っていたけど、明るく前向きなんかじゃなくてもいいから、とりあえず進んでみようという考えかたが、すごく優しくて好きだ。

ジェノサイド』という小説で、特にやりがいを持たず無気力に生きている薬学の大学院生「研人」という青年が、父親の死をきっかけに、世界的な事件に巻き込まれていくことになる。

父からの遺言で、ある治療薬の精製を任された研人は、薬学に特に情熱を持っていない自分に不安を感じながら研究を続けていく。

しかし、やっていくうちに、夢中になっている自分に気付く。

好きだからやるのではなくて、やっているから好きになるということに読んでいて気付かされた。

行動が先で、理由や目標は後回しでいいんだと思うようになった。

 

 

望遠のマーチ② 

与えられた居場所が

苦しかったら

そんなの疑ったって

構わないんだ

このフレーズで歌われていることは、人に対してすごく思うことが多い。

この後の『流星群』のところでも書いてあるけれど、逃げることは全然恥じゃない。

僕は今までしんどかったらすぐ逃げて、恐ろしいペースでバイトを変えてきた。

そして色んなバイトをやって気づいたのが、場所によって仕事ができる人だったりできない人だったりすることだ。

本屋のバイトでは本にビニールを被せる仕事が遅すぎて、頼りないヤツって感じで見られていたのに、次のカフェでのバイトでは仕事ができるやつって扱いで社員さんに可愛がられていた。

だからもし今いる場所が苦しいなら、自分じゃなくて今いる場所の方を疑っても良いと思う。違う場所に行ったらあっさりと全然苦しくなかったりもするから。

自分じゃなくて場所を疑ってやりましょう。

日本一のニートPhaさんの本を読むと別に今の場所にこだわらなくてもいいや、と気が楽になるのでおすすめ。

 

 

Ray

切ない歌詞の中に突然でてくる「生きるのは最高」だという言葉のインパクトがすごい。

この「生きるのは最高」という言葉は、「人生楽しー!!最高!!」という単純な意味ではないことはRayを通して聞けばわかる。

現に藤原基央さん本人も、この曲についてのロッキンオンジャパン誌でのインタビューで、「生きるのは最高だって言葉で元気が出ます!とか明るくなる!とか言われると戸惑ってしまう。」というようなことを言っていた。

「悲しいことを悲しい曲調で歌うことにはあまり興味がない」とも。この歌詞はやはり寂しさの中から出た言葉みたいだ。

悲しいのに「最高だ」という言葉が出てくるこの不思議な感覚はCOLDPLAYの代表曲の1つ『Viva La Vida』という曲を初めて聞いた時のことを思い出す。

『Va La Vida』というタイトルは日本版では意訳の『美しき生命』とされているけれど、本当は「人生万歳」という意味。

でもこの曲では、かつては王だった孤独な男が、今は落ちぶれて虚しさを抱えて生きているという物語が歌われている。

『Ray』も別れについての曲で、辛さがそこにはあるのに「生きるのは最高だ」と歌われていることと似ている。

『Va La Vida』とRayの2曲とも「喪失」を味わうという避けなられない辛いことを感じた時にこそ、「人生万歳」「人生は最高だ」という言葉がでてくるところに、ぼくがまだ知らない人生の深い部分を感じて、ずっと考えてしまう。

 

記念撮影

言葉に直せない全てを

あの紙飛行機みたいに

あと時二人で見つめた

レンズの向こうの世界へ

投げたんだ

BUMP OF CHICKENの歌詞に、たくさんの人が惹かれるのは、自分では気付かなかった新しい視点を教えてくれるからだと思う。

 

この曲では写真を撮るということが、こんなにドラマチックなことなんだと教えられた。

今までは、写真を撮るという行為について、深く考えたことはなかったし、「後で見返すため」と漠然と考えていたけど、「レンズに向かっている=未来の自分に向けている」と言われると、なんだかすごく素敵なことに感じるようになった。

 

藤原さんの歌詞は過去・未来・現在を行き来して大事なものを見つけたり捕まえたりしてくれるところが本当に聞いていてワクワクするし、感心してしまう。

 

未来・過去・現在という時間に対して、今までは想像もしなかった、新しい概念が描かれている『メッセージ』という映画が、とんでもなく素晴らしかった。

物静かで、切なすぎる物語で、BUMP OF CHICKENの曲を聞いた時と同じように、「時間ってなんなんだろ?」と深く考えさせられてしまう映画だった。

 

 

66号線

ワクワクだとか ドキドキだとか

あなたとしか分けられないように

出会う前から育った 会いたかった

すんごく素敵な歌詞。

とてもロマンティックなフレーズなんだけど、実はとても現実的。

 

友達でも彼女でも「なんでこんなに気が合うんだろ?」って不思議になるぐらい素敵な人に出会った時って、よく世間では「運命」なんて言ったりする。

でも、実際は、「二人がそれぞれ育ってきた環境や色々な要因で出来上がった人格がたまたまぴったりだった。」ってこと。

変に運命って言葉を使うより、そっちの事実の方が僕はグッとくる。

 

これと似たようなことがRADWIMPSの『リユニオン』という曲でも歌われていた。

きっとなんとなくの見てる方向

なんとも言えぬアンニュイなツボ

気持ちいい、嬉しい、と響く感動のスイッチが

もしかしたらどうも 奇跡的に同じあたりにあり

つまりこんなに嬉しいことはない

「こんなことはない」ってことが起こった

それが君

映画みたいなものすごいドラマッチックな「運命の出会い!!」みたいなことはなかなか起きないけれど、実は「すごい気が合う人がいる」ってことはなかなか奇跡的なこと。

 

『百円の恋』という映画の中で、運命的もクソもない、どうしようもない女とどうしようもない男が出会う、どうしようもないけどなんか愛しくなる恋愛が描かれている。

 

観るたびに、その人達がどんなにダメなやつらでも、気が合う人といるって素敵なことなんだなぁと感じれて、暖かくなる。

 

安藤サクラ演じる主人公の「一子」が最初は観るのも嫌になるくらいの汚くてダラシないやつなのに、途中から愛しくてたまらなくなってしまうスーパー名作なんで観てみてください。

 

 

Hello,world!

悲鳴をあげたヒーロー 世界の真ん中で

終わるまで出突っ張り 自分が見てる

だからもう 死んだふりも意味ない

このフレーズで歌われていることって、日頃から感じることがしょっちゅうある。

「ダメだ、色々うまくいかない。本当はここで頑張らなきゃいけないんだけど、最近頑張ってたし、今日ぐらいパチンコ行っちゃってもいいよね!ついでに禁煙してたけど今日はタバコも吸っちゃお!!キャッホー!!」と、自分のことを「初孫」ぐらい甘やかしちゃう時があるんだけど、全部自分に見られちゃってるんですよね。

 

「もういいやダラダラ生きていこう、誰にも文句なんて言われないし」と思っても自分だけはずっと見ていて、「もっとちゃんと生きたいのになー」ってたまに文句を言ってきたりもする。

 

死んだふりは通用しないから、めんどうだけどもう少し頑張ってみるしかないよなぁと、ダメなぼくでもなんとか前向きになれるこのフレーズが最高だし、そのあとの「ハロー どうも 僕はここ」という歌詞のメロディーと合わさった解放感くせになる。

 

また、この『Hello,world!』が主題歌になっているアニメ&マンガ『血界戦線』も大好きだ。

主人公のレオは、過去に恐怖で何もできず、大切な妹に一生消えない傷を負わせてしまった後悔と罪の意識を常に背負っている。

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しかし『血界戦線」の10巻で、そんなレオがした勇気ある行動に対して、クラウスというキャラクターが、「その後悔と負い目が今の勇気ある君を作ったのではないか?」と語りかけるシーンある。

 

もちろん読んでいて号泣したと同時に、どんなに辛いことや理不尽なことがあっても、なんとかかんとか生きていれば、後でその経験が誰かの役に立つ日もくると思えて、ギリギリでもなんとか頑張りたいと感じれた。

 

花の名

あなたが花なら

たくさんのそれらと 変わりないのかもしれない

そこから一つを 

選んだ僕だけに 歌える歌がある

あなただけに聞こえる歌がある

Mr.Childrenの桜井和寿さんが、「20代で書ける歌詞じゃない」と絶賛していたことも印象に残っているこの『花の名』。

 

『66号線』のときもいったけれど、ドラマとか映画を見ていると影響されてしまって、「運命の人」的な出会った瞬間からすごい何かを感じて、相性がよくて、自分を変えてくれるような人がこの世にいるんじゃないか?などと考えてしまったりする。

 

しかし実際はそんな人なんていない。それどころか人なんて、みんなたいして変わらないのかもしれない。

 

自分も含めて、特別な人なんていない。

 

でも大事なのはそこではなく、「その中から一人を選んで一緒にいるからこそ生まれるものがある」ということだと教えてくれる。

 

相手や自分が特別だったりすごい人である必要は全くなくて、「誰かと一緒にいる」ことから奇跡的なものが生まれるだと。

 

この歌詞が少し切なさのある暖かいギターの音と合わさって、なんか幸せな気分になれる曲。

 

『僕といっしょ』という漫画も、読んでる時に、「やっぱり誰かと一緒にいるって1人よりいいよなぁ〜」と優しい気持ちになれるから好き。

4巻の「お前がイトキンを殴るな!」と言う場面は本当に素敵だ。

 

 

GO①

叱られるって思い込む

何か願ったそれだけで

31歳の僕だけど、恥ずかしながら今だにこう思ってしまうことが多々ある。

こないだ沖縄に一人旅行に行ったときもそうだった。

 

現在ニート状態なこともあって「安定した収入もないのにいきなり沖縄に行ったりしていいのかなぁ?」と誰かに叱られそうでビクビクしていた。

せっかく大好きな沖縄に行くのに、ワクワクよりもビクビクの方が多いなんて自分の気の小ささが情けなかった。

 

きっと、子供の時に夢中でゲームをやっていたら「宿題やったの!?」と親に怒られた経験や、大人になって仕事して月曜から金曜まで働いたら休みが来る、ということを繰り返しているうちに、「嫌なことをしないと好きなことをしてはいけない」「好きなことばかりしていると怒られる」という二つのことを体で覚えてしまったんだと思う。

 

『プラネテス』という宇宙を舞台にした漫画で、主人公の「八郎太」が、ロケット工学の基礎を築いたツィオルコフスキー博士の、「地球は人類にとってゆりかごだ、だがゆりかごで一生を過ごす者はいない」という名言について熱く語るが、父親の五郎が「それはツィオルコフスキーのついたウソだ」と否定するシーンがある。

 

「宇宙旅行を夢見たツィオルコフスキーが、自分の欲望を叶えるために、人類全体の問題にすり替えたんだ」と。

そしてこの名セリフ↓

 

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叱られるという思い込みのせいで動けないなら、「叱られても構わない」と言えるくらいにワガママになってしまえばいいんだと感じる。

自分のワガママのために国まで利用したツィオルコフスキー博士の勢いを少し分けてもらおう。

 

 

GO②

どうしたくてこうしたのか 理由を探すクセがある

人に説明できるような 言葉に直ってたまるかよ

言葉にするのが難しい感情を上手に言葉にしてくれる藤原基央さんが、この言葉を言うことに驚いたし、かっこいいと思った。

 

僕もこの歌詞のように、何かにつけて理由を探してしまって、「やりたいから」とシンプルな理由だけで動けないことが多い。

 

でもそれはあまり良いことではないなぁと最近よく考える。

 

『同じドアをくぐれたら』の欄に書いたロバの話みたいに、ごちゃごちゃと悩んで何も動けないことが1番もったいないからだ。

 

このことについては、『SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』という本に書かれていた泥棒の話がすごくよかった。

 

スゴ腕といわれる空き巣泥棒達を調査した結果、彼らは入る家を決める際に、「防犯システム」や「隠れる場所の有無」や「カギの頑丈さ」には一切興味が無くて、「外に車が止まっている家は避ける」という超シンプルなルールで動いて空き巣を成功させ続けていたらしい。

 

あんまり良い例ではないけど、シンプルに考えるということだけは見習いたい。

 

大人になるにつれて、逆にシンプルにやりたいことをやれる人に段々となっていけたらかっこいいなぁと思うし、なっていきたい。

 

 

beautiful glider

もう答え出てるんでしょ

どんな異論もあなたには届かない

もう誰の言うことでも予想つくくらい長い間

悩んだんだもんね

この歌詞を聞いてから、僕の中で「覚悟」という言葉の意味が、「反対意見や否定的な見方を自分で自分にぶつけまくったうえで、それでもやろうとすること」みたいなイメージになった。

  • 会社を辞める
  • 学校を辞める
  • 海外に移住する

などなど、自分の生活が変わるような大きな行動を起こす時は、誰かからの反対に合うもの。これはもう必ずと言ってもいい。身近な人全員が満場一致で応援してくれる大きな行動なんてないんだと思う。

 

そんな時に、どの反対意見を聞いても「あぁその意見もとっくに自分で自分にぶつけたよ」と思えるなら、それはもう自分の中で覚悟が決まっているんだと思います。GOしましょう。

 

いくら自分が人に傷つけられようが裏切られようが「絶対に人を殺さないし諦めない」という恐ろしいほどの覚悟を決めた男の物語が描かれる『トライガン』と続編の『トライガン・マキシマム』は名作中の名作なので必ず読んでください。

僕の好きなマンガベスト3に入ります。

 

トライガン・マキシマムの10巻で泣かない方法があるなら教えてほしいです。

 

ちなみに英語で「覚悟を決めろ」っていうことを、「make up your maind(メイク アップ ユア マインド)」と言って、直訳すると「思考を仕上げろ」なのめちゃくちゃかっこいいですよね。

 

 

同じドアをくぐれたら

もう気付いたろう 目の前のドアの鍵を

受け取れるのは 手の中が空の時だけ

・・・

手に入れるために捨てるんだ

揺らした天秤が掲げた方を

こんなに簡単な選択だ いつまでも迷うことはない

その涙と引き換えにして 僕らは 行ける

初めて聞いた時に「神秘的でキレイな曲だなぁ」と感じたと同時に「この世界って厳しいんだな」と感じて少し怖くなった思い出の曲。

 

「何かを手に入れるには、何かを捨てなければ行けない」というこの世界の厳しい真理を実感させてくれたこのフレーズは今でも胸に響く。

 

どちらかを選ぶという場面では、自分がより大事だと感じる方を選ぶだけの簡単な選択のはずなのに、片方を捨てるという痛みがあって、「涙と引き換え」に選ぶことになる。

選択についての有名な話で、「ロバの話」というものがある。

お腹を空かせたロバが分かれ道の前で、右と左どちらの道に進もうか悩んでいる。

どちらの道からも干し草の匂いがしているのでロバは決められずに悩んだ。

そしてそのまま悩み続け、飢え死にしてしまった。

本当はどちらに行っても、同じ量の干し草があった。

どちらを選ぶか悩みすぎて、人には寿命という時間制限があることや、「選択しない」ことのリスクを忘れてしまうことには気をつけていきたい。

 

しんどいけれど、「辛くても選択していこう」と勇気を出させてくるフレーズだ。

 

何かを得るには何かを捨てる「等価交換」という世界の真理を中心に大冒険を描いたダークファンタジー『鋼の錬金術師』も、まだ読んでいない人がいたら必ず読んで欲しいです。最終巻の「あぁくそっ。でもやっぱり死にたくねぇと思っちゃうな」ってセリフの場面で今まで感じたことのない、「最高に幸せだけど最高に切ない」という感覚が走って、何回読んでもボロボロ泣いてしまいます。

 

R.I.P

アドバルーンの下 催事場のヒーロー

光化学スモッグ 手を引かれた野球帽

地球で一番幸せだと思った

あの日の僕に君を見せたい

子供の時の記憶は素晴らしいものが多くて、大人になってからの思い出よりも輝いて見える。

 

でもそんな「地球で一番幸せ」と思うほどにキラキラした子供時代を過ごす自分に、「もっとすごいものがあるぞ」と見せてあげたくなるほど、「君」は素晴らしいんだと。

 

「君は素敵だ!」ということを伝えるのに、この言葉以上のものはないんじゃないかってほどに素晴らしい歌詞。

 

Mr.Childrenの『口笛』という曲に「子供の頃に 夢中で探してたものが ほら今目の前で 手を広げている 怖がらないで 踏み出しておいで」という歌詞があって、『R.I.P』の歌詞と素敵なものの表現の仕方が似ていて面白い。

 

『口笛』では、「子供だった自分が欲しくてしょうがなかったもの」という言葉で、『R.I.P』では「最高に幸せだと思っていた子供のころの自分に見せてあげたい」という言葉で「すごく素敵なもの」を表現している。

 

子供の頃の自分が欲しかったものや、その頃の自分に見せたくなるものは、とても素敵なものだよなぁとイメージが湧いてきて、どっちの歌詞も素晴らしい。

 

映画『スタンドバイミー』に代表されるような、「ジュブナイルもの」といわれる少年少女達の体験を描いた映画が大好きで、その中でも、人の心が読めるおじちゃんに出会うという、不思議な体験を描いた映画『アトランティスのこころ』がたまらない。

 

ジュブナイルものを見終わったあとにくるあのフワ〜っとしたノスタルジックな気分も含めてアメイジングなんで、なんかイライラしてしまう時などに見て欲しいです。

 

 

イノセント

自分を嫌えば許される それは間違い

自意識が過剰 そもそも嫌えていない 

ここからの『イノセント』『キャラバン』『レム』の3つは、BUMPの曲の中でも特に厳しい言葉シリーズ。

 

優しさのかたまりみたいな藤原基央さんが言う厳しい言葉は胸に響く。

 

特に「自分が嫌い」ということに対しては、藤原さんは否定をする。

 

それはきっと「人間は自分を嫌うことなんてできない」ということを、誰よりもよく知っているからだと思う。

 

 『嫌われる勇気』という本の中で、人の感情はつい出てしまうものではなく、目的のために自分で出しているものだ、という話が出てくる。

 

例えば親が言うことを聞かない子供を大声でどなりつけて怒っているときの心理の流れは、

 

「子供が言うことを聞かないから怒った」→「怒りで大声がでてしまった」→「子供を注意した」

 

という順番ではなくて、

 

「子供がいうことを聞かない」→「言うことを聞かせるにはどなるほうが効果がある」→「大声でどなるには怒りが必要」→「怒る」

 

という風に、目的が先にあって、その目的のために感情を無意識に自分から出しているらしい。

 

じゃあ「私は自分が嫌いだ!」と言いたくなる感情の目的は何かって考えると、誰かに嫌われてしまうのが怖くて「わかってますわかってます。ぼくも自分のこと嫌いなんで。」と自分から先に言ってしまうことで傷つかないためのバリアを張るためだと思う。

 

私も私が嫌いなんで許してね、と。

 

でも「それで何か許してもらえることはないし、そもそも自分を嫌えていないよ」って『イノセント』では伝えていて、曲の最後は、

君がどんな人でもいい

感情と心臓があるなら

いつか力になれるように

万全を期して 唄はそばに

と最高にかっこよくて純粋な気持ちが歌われている。

 

自分嫌いとかってひねくれてないで、素直になっちゃえば、どんな人だろうが力になれるように準備万端で、唄はスタンバってくれてる。

 

藤原さんの考える「音楽とは」の思想が素晴らしくて、スーパー名曲だと思う。

 

 

キャラバン

聞こえなくていい 聞こえたっていい

君が嫌いな 君が嫌い

 『イノセント』に続いて、自分を嫌いということに対しての強いメッセージ。

 

「自分のことを嫌い 」という人に対して「そんな君が嫌い」と藤原基央さん史上でトップレベルに強い言葉で歌われている。

 

「自分を嫌い」という人を、第三者の目から見ると、「悲劇のヒロインぶっている」という状況と似たように見える。

 

『イノセント』の時にも書いたみたいに、「傷つきたくない」という感情がそうさせていると僕は考えているんだけど、それはまわりからしたら、自分に酔っている行動に見えてしまう。

 

自分に酔っている人は、都合が悪いことから目を背けてしまい、心を閉ざしてしまうから、ちゃんと話ができないこと多い。

 

それは確かに良くないことだと思う。

 

Plentyというバンドの『弱虫』という曲でも、

 

白馬の王子様なんていない

3分間の救世主だっていないよ

そんなことわかってるんだよ

ただ、信じたいだけなの

そっとしておいて欲しいの

あっそう そうやって泣いてろ

 

と自分の中に閉じこもっている相手に対しての強い否定の言葉が歌われているし、

サカナクションの『目が明く藍色』という曲でも、

 

立ち止まってるだけの

「僕らしさ」なんて

すれ違ってく人は

気付くはずないんだ

 

と歌われていて、とにかく色んな人たちが、悲劇のヒロイズムは否定している。

そして、それと同じように悲劇のヒロイズムから出てこいよ!と優しく歌ってもくれている。

 

映画『LIFE!』で自分の妄想の中に逃げ込むクセを持った主人公が、あるきっかけから、海外を旅して、今までにしたことないのない大冒険をしていくうちに妄想の自分を現実に変えていく過程が描かれていて、勇気をもらえて良かった。

 

自分の内側に閉じこもるより楽しいことが外にはあると思う。

 

そして吹き替え版の岡村隆史さんの声はイマイチだった。

 

 

レム

生まれたことを恨むのなら

ちゃんと生きてからにしろ

もう一つ藤原さんの厳しい言葉。

この言葉を初めて聞いた時「かっこいいー」と痺れた。

 

BUMP OF CHICKENの曲や歌詞は、優しくて繊細なものが多いけれど、力強さもしっかりとある。

 

『イノセント』や『キャラバン』でもそうだったけど、自意識過剰・被害者意識や悲劇のヒロイン的な考えはしっかりと否定する。「そういうのに逃げないで本心で来いや!」と。

 

死ぬほど優しい藤原さんが言うからこそ、こういう厳しい言葉が本当に胸に刺さる。

 

この「ちゃんと生きてからにしろ」という言葉は『新世界より』という小説に出てくる奇狼丸というキャラクターが言った「泣き言は墓穴に入ってからウジ虫に聞かせろ!」というセリフと一緒に、気持ちをシャキッとさせてくれる大事な言葉として胸にしまってあります。

 

オンリーロンリーグローリー

眩しいのは最初だけ

目隠し外せ

ほら 夜が明けた

イントロを聞いた瞬間から別の世界に飛ばされるような感覚を味わえる神秘的な曲『オンリーロンリーグローリー』。

 

Sigur Rosの『Hoppipolla』、THE 1975の『Medicine』、L'Arc〜en〜Cielの『NEO UNIVERSE』と並んで、ぼくの中の「4大違う世界に飛ばされがちな曲」です。

 

もちろん一曲通して素晴らしい歌詞だけど、この部分が特に好き。

 

ここで歌われている「目隠し」や「夜」というのは、怖くて逃げ込んだ自分の中の世界だったり、自分の思い込みのことだと思うんだけど、「そこから出るのは怖いかもしれないけど、それは最初だけだよ」と優しく教えてくれている。

 

そして「夜なんじゃなくて、君が暗いところにいるだけなんだよ」とも。

 

こんなに短い文章で本当にすごい。

 

少し怖さを感じるような新しいことを始めるときって大体、大変なのも怖いのも最初だけってことが多い。

 

難しいそうに感じても、意外と最初だけ乗り越えちゃえば、簡単だったりする。

バンジージャンプと同じ。怖いのは最初だけ。

 

『幸せへのキセキ』という映画でも、マット・デイモン演じる「ベンジャミン」が「行動を起こすのに必要なのは20秒の勇気だけだ」という大好きなセリフがある。

 

新しいものに飛び込むのが怖い時は、「眩しいのは最初だけ」「20秒の勇気だけ」というこの2つの言葉に勇気をもらって頑張ろう。

 

 

 モーターサイクル

四の五の言わず飯食えよ 

人の振り見て人にはなれんよ

気にするほど見られてもいないよ

生まれたらどうにか生き抜いて

この『モーターサイクル』はBUMPの曲の中でも特にワイルドな曲。

  • 「勝敗がつけば終わるなら 負けを選んでそれでも息する」
  • 「わざわざ終わらせなくていい どうせ自動で最後は来るでしょう」
  • 「君には言ってない そう無視してくれていい」
  • 「外野はほっとけ」

など、他の曲よりも荒々しく骨太な歌詞がかっこいい。

 

その中でも「誰かになろうとか思わなくてもいいし、そんなに人は君に興味はないから、色々と気にしすぎないでとにかく生きろ」と伝えて来るこのフレーズが最高。

 

そして「四の五の言わず飯食えよ」という言葉が、なんかグッときた。

 

『HAPPY』の中でも「なんか食おうぜ そんで行こうぜ」という歌詞があるけど、頭で考えることや感情も大事だけど、ちゃんとご飯食べることはめっちゃ大事という、人間としてというより生き物としての重要なことを、これだけ繊細で人の感情が読める藤原基央さんに言われると説得力がすごいからだ。

 

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』という本に書いてあって驚いたのは、30分の散歩をするだけで、抗不安剤や抗うつ剤を一本投与しと時と同じぐらいの効果があるという話だった。精神の病を軽い運動だけで完治させた例もあるらしい。

 

また、小説家の村上春樹さんも、「職業としての小説家」という本の中で、今まで小説を書き続けてこられた実感として、「体を鍛えずに、脳や心だけを成長させていけるほど人の体は都合よくできていない」と言っていた。

 

美味しいご飯を食べたり、体を動かしたり、そういう基本的なことが生きていく上では思ったよりも大事なんだと感じる。

 

 

 

Buttrefly

全部嫌いなままで

愛されたがった 量産型

「自分は全部嫌いなままで、愛されたがる」という言われて耳が痛い言葉と、「そういう人はたくさんいる」という言葉を「量産型」という一言で伝えているのがものすごい。

 

『イノセント』で「自分のことが嫌い」ということに対して「嫌えていないよ」と言っていたように、誰かに愛されたがっている時点で、人のことを嫌えていないよと言われているように感じる。

 

スウィート・17モンスター』という映画の中で、何もかもが嫌いで許せないことばかりの、ヘイリー・スタインフェルド演じる「ネイディーン」という高校生の女の子が出てくる。

 

何も考えずに楽しそうにしている同級生たちも嫌いだし、ルックスが良くてモテモテなお兄ちゃんも嫌いだし、そのお兄ちゃんに恋してしまう唯一の親友も嫌いになってしまう。

 

でも映画を見ているこっちには、本当は誰かに好きになってもらいたがっているのがバレバレだ。

ネイディーンほど極端ではなくても自分の中にそういう部分があるからわかることだと思う。 

 

「自分は特別だ」と思いたくなってしまうけれど、そういうのも含めてみんな同じで「量産型」なんだと思う。

 

少し話は変わるけど、お笑い芸人の有吉弘行さんも、仕事がなくなっていたどん底時代の話を書いた『お前なんかもう死んでいる』という本の中で、「自分が特別なんて一切思っちゃダメ。自分は本当にダメなやつだと思っといて、何かいいことが起きたときにラッキーぐらいがいい」と言っていた。

 

変に自分を特別なんて思わない方が案外幸せになりやすかったりすると思う。

 

 

流星群

例え誰を傷つけても

君は君を守ってほしい

ぼくの人生で聞いたバンプ以外も合わせた全ての楽曲の歌詞の中で、一番やさしい言葉。

 

「自分を大事にしてほしい」という言葉の究極系だと思う。

そんな優しいメッセージと素敵な音が合わさって、キレイな夜に聞きたくなる曲。

 

小さい頃から「人に優しく」と教えられてはきたけど、「自分を大事にすること」って誰もそんなに教えてくれなかった。

 

自分にきびしく、辛い状況でも逃げないことが称賛されがちな日本の中で、この歌詞は本当に心に響く。

 

ぼくもこの言葉は自分のまわりの人にかけてあげたい。

 

ぼくは自分が全く無理して頑張ることができない人間なので、人が無理をしているのもなるべく見たくないタイプ。「学校や仕事が辛い。。」という話を聞くと、今すぐ辞めてほしいと思ってしまう。

 

どんなことでも逃げるの推奨派です。

 

自分が好きなことや、やりたいことでならわかるけど、居たくもない場所でいやいや戦う必要は全くないから。

少しでも辛いと思ったならすぐに逃げてもらいたいと思ってるし、ぼくは逃げる。

 

人生で「自分は甘いのか?」とか考える必要は一切ないし、「それは甘えだ!」なんて人の意見も一切聞く必要はないってことをこの『流星群』の歌詞に便乗して伝えたいです。

 

ぼくのこの考えが割と間違ってないと思えるのが、『流星群』の歌詞と、『LIFE 人間が知らない生き方』という動物の生態が書かれた面白い本の中に書いてあったカピバラの話を読んでから。

 

カピバラは可愛くてたまらない動物だけど、実はカピバラという名前は現地の言葉で「草原の支配者」という意味があるらしい。

 

「あんなに可愛い奴が!?」と不思議になるけど、その理由は「強いから」ではなく、「めちゃくちゃ温厚で他の動物全員に好かれちゃうから」だった。

カピバラの背中を動物たちが奪い合ったりするほど人気者。

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出典:livedoor.blogimg.jp

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ワニとも仲良くできるってすごすぎる。

そんなカピバラ大先輩だけど、もしも何か嫌なことをされり、危険が迫った時の選択肢は、「逃げる」の一択らしい。

 

変に戦わないで逃げまくったカピバラ先輩が「草原の支配者」になってるんだから、ぼくたちも見習おう。

 

無理に「戦って勝ちとる!」なんてかっこよさげなことしなくてもいいから、お互いのんびりと行こう。

 

Pinkie

過去からの声は何も知らないから

勝手なことばかり それはわかってる

未来の私が笑ってなくても

あなたとの今を 覚えててほしい

未来の自分に、「もしも幸せじゃなかったとしても、あなたといた幸せな今のことを覚えてて欲しい」と願いをこめて歌っているこのフレーズ。

 

何かを願うということは、未来の自分にお願いしていることにもなっているのか、とこの曲を聴いて気がついた。

 

例えば筋トレを始めて、今回はちゃんと続けて、かっこいい体になりたい!と思う時、明日や来週の自分に「筋トレしてくれよ!」とお願いをしている。

 

でも「過去からの声は 何も知らないから 勝手なことばかり」とも歌われているように、「うるせー!先週のお前と違って、今週は仕事が忙しくて筋トレする気にはなれねーよ!」と今の自分のお願いを来週の自分が聞いてくれなかったりもする。

 

しかしこのフレーズでは、未来の自分に「今こんなに辛いんだから覚えてらんねーよ!」と言われてしまうかもしれないけど、それを分かった上で「それでも覚えていて欲しい」と願うところから、「本当に覚えていたい」という切実な気持ちが伝わってきて、グッとくる。

 

タイムリープ系の物語で、ハイパー面白い名作アニメ『シュタインズゲート』の中では、ある登場人物が未来の自分に助けられるという、号泣必須の超絶名シーンがあるので、まだ未見の方は、今すぐこのブログを読むのをやめて、1話から見始めてください。

AmazonのプライムビデオでもNetflixでも全話揃ってますんで急いでください。

 

 

good friends

好きになれないものを見つけたら

わざわざ嫌わなくていい

そんなもののために時間さかず

そっと離れればいい

大人なら触らずに いたずらに傷つけずに

だけど自分がないから誰かが気になっちゃって仕方ない 

うすうすみんなが心のどこかで感じていることを言葉にしてくれた歌詞。

 

ぼくはカウンターのある狭めの居酒屋でバイトしていたことがあるから、色んなお客さん達を近くで見てきたけど、やっぱりその場にいない人のグチや悪口で盛り上がっていることがとても多かった。

 

その様子を見ていると「そんなに人の文句ばっかりいってんじゃないよ!」と喝をいれたくなってくるけど、そんなことは言えない。

ぼくも飲んでるときはガンガングチったり誰かの文句を言ったりしてしまうからだ。

 

でもその場にいない誰かの話をしているお客さん達を見ていて感じたのは、このgood friendsという曲で藤原さんが歌っているように、「気になっちゃって仕方ない」からなんだなぁと感じた。

 

嫌でも会うことをさけられない会社の上司とかならともかく、別に会ったりする必要のない人の文句まで言うのは、気になっている証拠だと思う。

 

そして自分がないから「あの人こんな嫌なことするんだよ!嫌な奴でしょ!?」と誰かに「自分が合ってて、あの人が間違ってるんだよね?」と確認したい気持ちのあらわれなんだなぁと。

 

星野源さんが『いのちの車窓から』というエッセイ本の中でOKAMOTO'Sのハマ・オカモトさんとグチり合う際に、「ヘビーな怒りエピソードほど面白く、笑えるように話すこと、という暗黙のルールがある」と言っていた。

すごくいいルールだなぁと思ったので、密かにぼくもそのルールを守るようにしてます。

 

時空かくれんぼ

隠れた方が叫ぶ「もういいかい?」

何度目のこと

探す方がお馴染み「まだだよ」 

「もう1人の自分」「本当の自分」「自分さえ気付いていない自分」それを見つけてあげてくれ、と藤原基央さんはデビュー時からずっと歌い続けている。

 

本当の自分、自分の中の自分、新しい自分、色んな言い方があるが、一言で言うと「本心」というところじゃないかと思う。

サッカー日本代表の本田圭介選手が「リトル本田」と呼んでいるのものも同じかもしれない。

 

 

以外と、この本心っていうのは自分のことなのに見つけることが難しい。

自分が本当は何をしたいのかさえわからなかったりする。

 

ぼくは最近、なるべくノートに考えや気持ちを書くことをクセづけしたんだけれど、書いていて「あぁ!おれあの一言にイライラしてたんだ!」とか書き出してから気付いて、こんなことでさえ自分のことってわかってないのかと、驚くことが多い。

 

書いていてやっと「あっおれ今体調悪いんだ!」って気付いて、測ったら熱があったなんてこともある程。

本心どころか、自分の体調さえ自分ではわからないもの。

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』 という本の中でも、ADHD(注意欠陥多動性障害)との診断を受けている著者・借金玉さんが、「僕は自分の体調がわからない」と言っていた。

 

「無理をするな」と言われても、自分が無理しているのかいないのかわからないらしい。

しかし「何時間働いたか?」「精神や肉体への負荷がどれくらいあったか?」などの記録をとることで、自分の体調がわかるようになっていったという話が書かれていました。

 

最初に書いたように、ぼくも同じ紙に書き出すことで体調がわかった経験があるので、すごく納得した。

 

自分の本心を見つけるのにも、この紙に書き出したり、自分のことを記録するという方法が使える気がする。

 

曲を聴いたり、書き出したり、色々な方法をつかって、なるべく自分の本心を早くみつけてあげたい。

 

「もういいかい?」「もういいよね!?」「早くしろよ!この野郎!!」と僕の中のリトルようへいがそろそろキレかけてる気がするから。

 

 

 

メーデー①

息は持つだろうか

深い心の底まで

君が沈めた君を

見つけるまで

潜るつもりさ

その人ですら気が付いていない本心を見つけることを「素潜り」に比喩している、この歌詞。

 

昔に藤原基央さんがインタビューで、 「歌詞を書くということは素潜りに似ている」といっていた。「苦しいけれど、続けるうちにだんだん深くに潜れるようになる」というようなことも言っていた。

 

そう言われると、自分の見たくない本音を自分で見つけにいく時の感覚はすごく似てる気がして、すごく納得できた。

 

そして、この「君ですら見つけられない君を、素潜りで探しに行って見つけてやる!」という宣言の歌詞を聴くと、沈められた君を素潜りで助けにいくイメージが頭に思い浮かんで、その勇敢さがかっこよくて感動してしまうフレーズ。

 

小説家の村上春樹さんも小説を書く際に、「井戸の中に降りていく」というような表現をよくしている。

人の心を表現する能力がハンパじゃないこの二人が同じようなことを言うからには、心を見つめるのは、勇気を出して暗がりに潜っていくことが必要なんだと思う。

 

「このミステリーがすごい!2016」に選ばれた『王とサーカス』という小説の、終盤に明かされる、衝撃の事実を読んだ時に「人の心の奥って本当に簡単にはわからないんだな...」と度肝を抜かれたことも思い出す。

 

メーデー②

傷つける代わりに 同じだけ傷つこう

わかりあえるもんじゃないのなら 2倍あればいい

RADWIMPSの歌詞紹介の時にも書いたけれど、この歌詞みたいに言い切るってことは勇気があってとてもかっこいい。

 

「どうしたら君も傷つけないで、僕も傷つかないですむか」と人は考えてしまいがちだけれど、 「もっと君のこと知ろうとすると、きっと傷つけちゃうと思う。でもその分おれも傷つくからおあいこな!」と言えるのがとても気持ちよくてかっこいい。

 

グッド・ウィル・ハンティング』という映画で、過去のトラウマを抱えるひねくれ者の主人公に対して、何人もの精神科医が治療を諦めていくけど、ある日、変わりものの精神科医と出会う。

その精神科医も過去に傷を抱えていて、お互いが怒り、傷つけ合いながらも仲を深めていく。

 

自分は傷つかずに相手だけを癒してあげたり、相手の傷を受け入れることは無理なのかもしれない。

 

本当に深く繋がりたかったら、傷つくことも傷つけることも覚悟するべきだと、『メーデー』や『グッド・ウィル・ハンティング』が伝えて来る。

 

  

ホリデイ

君にもらった花 三日ともたず枯らしたよ

詳しい人に話し聞けば 水のやりすぎらしい

「失敗しない後悔しない人生がいいなぁ」と布団から出れずにうだうだと考えている場面から始まる曲『ホリデイ』。

 

この布団から出れずに「楽して生きてぇ〜」ってダメダメモードになる時って、きっとみんなにあることだと思う。僕はしょっちゅうです。

なのでとても共感できる素敵な曲。

 

特に「人生の難しいところって、ここだよなぁ」と感じるこのフレーズが印象に残る。

 

「大事にしなかったから花が枯れてしまった」ならわかるんだけど、「大事にしすぎて枯れてしまう」こともあるから、人生は難しくてややこしい。

 

勉強だって頑張って色んな知識を詰め込んだのに、結局全て覚えていなくて無意味になってしまったり、ダイエットだって気合いを入れて何も食べなかったりすると、その後のリバウンドで逆に太ってしまったりする。

 

良かれと思ってしたことが逆に相手を怒らせてしまったりするし、本当に人生って難しい。

 

でも、今書いていてミスチルの桜井さんが『GIFT』という曲を発表したときのインタビューを思い出したんだけど、

例えば、ぼくを喜ばせようと思ってケーキを買ってくれた人が、早くぼくに渡したくてケーキを持って走ってきてくれて、開けたらケーキがグチャグチャだったとしても、それを見て「汚いケーキだな」と思う人にはなりたくない。そのぐちゃぐちゃのケーキから「急いできてくれたんだ」と愛情を感じれる人になりたい。

というようなことを言っていたのを読んですごく感動した。

 

良かれと思ってしても迷惑になっちゃうことがあって難しいけれど、誰かがしてくれた「良かれと思って」はありがたい気持ちで受け取れる人でありたいですね。

 

(please)forgive

ただ怖いだけなんだ 不自由じゃなくなるのが

守られていたことを 思い知らされるのが

「自由は素晴らしい」と思いっていながらも、実際は不自由じゃなくなるのを怖がっている自分に気付かせてくれるすごいフレーズ。

 

本当は、ぼく達は行こうと思えば今すぐにでもどこにでも行ける。

 

極端な話、会社や学校を今すぐ飛び出して連絡が来ても一切でなければいい。

 

さらに極端に言うと、カードローンで借金でもすれば海外だろうがなんだろうが大抵の行きたい場所には行けてしまう。

 

しかしそんなことできる人はなかなかいない。会社や学校を辞めて、その後の保証がなくなるのが怖いから。

 

だからぼくも含めた、ほとんどの人が「あーほんとに僕は不自由でどこへも行けないなぁ」と思うことにしている。

そうしておけば、リスクとって行動しなくていいから怖くないし。

 

哲学者のキルケゴールさんという人も、

「不安は自由のめまいだ」

と言っているし、心理学者のバリー・シュワルツさんも、

「人は選択肢が増えれば増えるほど不幸になる」

と言っているように、僕たちは意外と自由に弱いらしい。

 

じゃあそんなぼくたちが、どうしたら自由になれるのかというと、「痛みを覚悟する」しかない思う。

 

これは、くるりの『奇跡』という素晴らしい曲のラストのフレーズ、

何処へでも行けるよ

少し身悶えるくらい

という歌詞を聞いて思ったことです。

 

僕たちは本当にどこへでもいけるけど、その代わりにめちゃくちゃしんどかったり、何かを手放さなくちゃいけなかったり、「後で後悔するかも…」っていう不安を背負うことになる。

 

でもその痛みよりも更に素晴らしい何かに出会えたりする。

 

なので、本当はやりたいことがあるのに、「不自由じゃなくなるの超こえー」と考えて怯んでいる人は早めに決断した方がいいかもしれない。手遅れにならないうちに。

 

少し身悶えるくらいだから大丈夫なはず。

 

 

【歌詞フレーズは随時追加中です。】

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大事なことを決めるときは「一番大事な基準」を決める - 『ゆるく考えよう』ちきりん

 

前回、『予想通りに不合理』という名著に書かれていた「大事な選択をするときのコツ」を紹介しました。

 

yohei.hatenadiary.com

 

その記事を書いている際に、人気ブロガー「ちきりん」さんの『ゆるく考えよう』という本にも選択をする際に役立ちそうな「大事な選択をするときのコツ」が書いてあったことを思い出したので、紹介します。

総合評価で決めてしまう問題

人は大事なことを決める時は色々な要素を比較し、総合評価で検討するとちきりんさんはいっています。

人は大事なことを決めるとき、通常は「総合評価方式」で検討します。「商品Aは高いけど好きなデザイン、でもちょっと使いにくそう。商品Bは安いけどダサい、だけど使いやすそう」というように、価格、デザイン、使い勝手など複数の基準で選択肢を比較し、最後に総合的に判断する方法です。

しかし、この方法では平均点を狙いすぎて逆に凡庸で取り柄のない選択肢を選んでしまうという問題があります。

ちきりんさんが例に出しているのはマンション購入の際の選択方法。

(A)使いやすい間取りでデザインもとても素敵。しかし価格はかなり高く、駅から20分以上かかる

(B)駅前にあり、1回がコンビニで立地と利便性の面では最高。ただし日当たりが悪いし、価格も相当高い

(C)駅から10分。ごく普通の間取り。そこそこ日当たりも良い。価格はごく平均的

(D)駅からバスで15分。かなり古い物件。ただし窓の外が緑化公園で素晴らしい景色。価格も格安、

こういう場合は総合評価方式では「特に悪いところのない」Cの物件が選ばれがちです。確かにパッと見だと僕も無難にCを選んじゃいんそうな気もします。

ですが、

しかしよく見ると、Cには何ひとつ「ココがすごい!」という点がありません

Aは物件としては最高、Bは立地が最高、Dは環境が最高で格安です。

一方、Cには何も決め手がないのに選ばれてしまうのです。

こう言われる確かに、日本の教育の問題点としてよくあげられる減点方式で判断してしまってるなぁと感じます。減点方式って嫌いなのに、つい自分もやっちゃいがちですよね。

何を求めているのかわかっていない

結局、総合的に見て、バランスを重視するというのは「自分が何を求めているのかわかっていない」ということだと僕は思うんですよ。

何が欲しいのかわかっていないから選択を無難に置きにいってしまう。

なので、世間一般的な意見は無視して、ちきりんさんがおすすめする選択方法「一点豪華基準」で決めるほうが喜びは上がる気がします。

 

選択ポイントを大事な一点に絞って決める

ちきりんさんがおすすめする「一点豪華主義」とは、自分にとってもっとも大事なポイントは何かを考えることです。

例えば就職する会社を選ぶ場合、「給与以外はどうでもいい。仕事がおもしろければそれでいい。」という人なら、それ以外の条件にはトコトン目をつぶる。これが一点豪華主義です。

先ほどのマンション購入の例でいうと、もしも大切な趣味があって、それに使うお金を確保するのが一番大事だと心から思うのなら、Dの格安物件を選ぶべきです。

値段以外の部分に不満がでてきても、大好きな趣味を思いっきり満喫できるのならば、喜びの方が多くなる可能性が高くなります。

後から不満がでてくることは最初から前提とし、「たとえ不満がでてきても納得できる選択肢はどれか?」という視点で選ぶべきなのです。

選びに選んでも、どうせ後から不満は出てくるんですから、一番大事な部分だけは満足するものを選んだほうが合理的ですよね。

自分にとっての一番を大事に

「えーそんな給料低いところに就職するの?」

「その仕事じゃあ安定が無くない?」

なんてことをまわりが口出ししてくることも多いので、ついついバランスのとれた選択をしてしまいがちですが、他の人が言ってることなんてほんとうにどうでもいいです。

給料が安かろうが休みが多くて満足しているならそれが最高だし、安定してなかろうが「この仕事楽しい!」と思えているのなら、それも最高です。

ぼくはそこまでポジティブではないので、「何を選んでもどうせ不満はでる」というネガティブな考えを利用して、自分が本当に大事なものだけを優先しながらそれなりに楽しくやっていくつもりですので、あなたも気楽に楽しんでください。

お互いがんばりましょうね。

 

先延ばしグセと優柔不断の治し方② - 『予想通りに不合理』ダン・アリエリー著

前回の記事の続きで、行動経済学の第一人者ダン・アリエリー博士の名著『予想通りに不合理』から、今回は「選択できない(決められない)」という問題についてです。

 

 

「選択できない」という問題

  • レストランで注文する時
  • 高い商品を購入する時
  • 進路を決める時
  • 就職先を決める時
  • 転職するか決める時

小さなものから大きなものまで選択する場面は無数にあります。

特に進路や就職・転職などの人生を左右しそうな大きな選択になると、決めるのがとても難しいですよね。

では、なぜ決めることがこんなに難しいのか?

それはぼく達が、「なるべく多くの選択肢を残しておきたい」という性質をもっているからです。

わたし達は全ての選択の自由を残しておくために必死になる

「決められない」ということは、正確に言うと「他の選択肢を減らしたくない」ということになりますね。

選択の自由の何がこれほどむずかしいのだろう。たとえ大きな犠牲を払ってでも、できるだけ多くの選択の扉をあけておかなければならない気がするのはなぜだろう。

この性質について疑問を持ったダン・アリエリー博士 が行なった実験が「扉ゲーム実験」です。

「扉ゲーム」実験

扉ゲーム実験は、パソコン画面に表示された3つの扉をクリックして効率よく賞金を稼ぐというゲームを学生にやらせてみるものです。

扉ゲーム内容

  1. ・パソコン画面に赤・青・緑の3種類の扉が現れる
  2. ・扉を1回クリックするとどの部屋にでも入れる
  3. ・ひとつの部屋に入ったらクリックするたびにランダムな金額が手に入る。金額は部屋によって異なる。(例えば赤の部屋なら1クリック1〜8セント、青の部屋なら5〜12セント、緑の部屋は8〜15セント)
  4. ・画面には獲得金額が表示される
  5. ・クリックできる回数は全部で100回

この実験で最大にお金を稼ぐには、もっとも高い賞金が用意されている部屋を見つけて、その部屋でできるだけ多くクリックをすること。

【実験結果】

学生にやらせてみたところ、予想通りに3つの部屋全てに入り、数回クリックして金額を確認し、一番金額が高いと判断した緑の部屋に戻り残りのクリックを全て終えた。

この実験から、アリエリー博士が推測していた、

単純な設定はっきりとした目標が与えられれば、人間は誰でも、かなりうまく喜びの源を追い求められる

ということを裏付けできました。

 

しかし、これはそこまで難しいことではないですよね。

全ての扉の確認を終えるまで、どの扉もずっと待っていてくれるんですから。

そこでアリエリー博士はこのゲームに手を加えました。

「消える扉」実験

先ほどの扉ゲームに「クリック12回分放っておくと、どの扉も永久に消えてしまう」というルールをプラスしたのが「消える扉ゲーム」です。

ゲーム内容

前回の「扉ゲーム」と基本ルールは同じです。

プラスされたルールは、

  1. クリック12回分放っておくと、扉が永久に消えてしまう
  2. 1つの扉を1回クリックするたびに、画面上では他の2つの扉が12分の1ずつ縮んでいく
  3. 縮んだ扉をクリックすると元の大きさに戻すことができる

なかなか焦る仕様になりましたよね。

これをまた別の学生で実験してみました。

実験開始

この実験をしたサムという学生は、まずは青の扉を選び、なかに入って3回クリックした。その時やはりサムの注意を引いたのは、1回クリックするごとに12分の1ずつ縮んでいく扉だった。あと8回クリックしたら赤と緑の扉はどちらも消滅してしまう。

そのままにしておくきなどサムにはなかった。カーソルを動かし、赤の扉をクリックしてもとの大きさに戻したあと、赤の部屋で3回クリックした。

しかしここで緑の扉が目に入った。あと4回クリックしたら消えてしまう。

サムは再びカーソルを動かし、緑の扉を元の大きさに戻した。

と、こんな具合でサムは消えそうな扉をクリックし戻し続けた。

【実験結果】

結果は扉が消える心配をしなくてすんだ前回の扉ゲームの実験者に比べて獲得金額が15%も少ないという結果でした。

本当はどの部屋でもいいから1つの部屋に扉にしぼり、実験が終わるまでその扉をクリックし続けるほうが賞金を稼ぐことができたのですが、サムにはそれができませんでした。

 

この実験からアリエリー博士が発見したことは、

この実験からはっきりとわかるのは、あちらこちらへとめまぐるしく動きまわるのは、ストレスになるだけでなく、不経済だということだ

 ということでした。

 

選択できるようにするには

人々は機会がないことではなく、めまいがするほど機会がありあまっていることに悩まされている。   

哲学者 エーリヒ・フロム

この扉ゲーム実験で得られた「選択できるようになる」ための知識は、2つあります。

1つめは、

 

1.意図的に扉を閉める必要がある

 

ということですね。簡単にいうと「選択肢を減らすことに力を入れる」こと。

そしてもう1つが、

 

2.決断しないことの影響を考える

 

です。

「どれを選べば損しないか?」を僕たちは考えがちですけど、「選んでいる間にどんどん損をしている」という事実を思い出せば、しっかりと決断さえできれば「選択の判断が合っているかどうかはともかく、決められない間に発生する損は防げた」という前向きな感情が出てきてくれるはずです。

 

終わりに

アリエリー博士のナイスな実験で、ほんとうに良い知識もらえたなぁと感じています。

僕の例でいうと、このブログを始めた時も「どんなブログにしようかなぁ?」と考えて全く書けない期間が何ヶ月もあったのですが、あれって本当に無駄な時間だったなって感じてます。

色々な選択肢を吟味する時間も大事ではあるんですけど、今思えば悩んでた時間でどっちの選択肢も試せたなって思いますし。

 

どちらを選んでも良い結果に出会えるような素敵な選択肢を前にして、どちらも選べずに機会を逃すような間抜けにはならないように、お互い気をつけましょう。

 

この「選択の問題」については、ちきりんさんの『ゆるく考えよう』という本にも参考になるところがあったので、次はその記事を書きたいと思います。

先延ばしグセと優柔不断の治し方① - 『予想通りに不合理』ダン・アリエリー著

『予想通りに不合理』という本がすごく良かったです。

行動経済学の第一人者と言われるダン・アリエリー博士がおこなってきた、人の行動に関してのユニークな実験・研究の結果がたくさん紹介されていて、読んでいて楽しい本でした。

今後のためになる実験や研究の結果が楽しく読める本っていいですよね。

剥がすのが痛い包帯をはずす処置をするときは、強い力で短い時間でいっきにするより、弱い力で長い時間かけて剥がす方が痛みが少ない。 

↑こうゆう日常生活で気になっていたことへの回答をくれる研究とか大好きです。

 

 

先延ばし問題と選択できない問題

この本に書かれているたくさんの興味深い研究結果の中で、ぼくが特にためになると感じたのは「先延ばし」と「選択できない」ことに関する2つの実験です。

この2つの問題は多くの人が抱えているものだと思います。

それをこの本ではユニークな実験によって、

  • 先延ばしの対処法=締め切りを作ること
  • 決断できない時の対処法=「決断しないことによるマイナス点」を考えにいれること

とハッキリと解決方法を導き出してくれているので、その実験を紹介したいです。

先延ばしの実験 

目先の満足のために長期目標をあきらめること、それが先延ばしだ 

当時、大学教授をしていたダン・アリエリー博士は、学期末のたびに学生が課題やレポートを先延ばしにするところを山ほど見てきました。

そこでアリエリー博士は自分が受け持っている3つのクラスの学生達をモルモットにこんな実験をしてみたみたいです。

レポートの締め切り実験

アリエリー博士がおこなった実験は、新学期の初回の授業時に、12週間後の学期末までに成績に大きく関わる3つのレポートを提出してもらうと告げ、3つのクラスそれぞれに違った締め切りを設けるというものです。

 

・1つめのクラスには、3つのレポートの締め切りは自分で決めていいと伝える(ただしその締め切りに間に合わなければペナルティーがある)。
例えば【レポート1は第6週、レポート2は第10週、レポート3は第12週に提出】というふうに分けてもいいし【3つとも第12週に提出する】でもいい。))
 
・2つめのクラスには、3つのレポート全て学期中はなんの締め切りもないと伝える(早めに提出してもいいが、それで成績が上がることはない」。
とにかく学期末までに提出すればいい。

・3つめのクラスには、アリエリー博士自身が3つのレポート全ての締め切りを決めて生徒に指示した(それぞれ第4、第8、第12週に提出するように指示した)。

学生には選択の余地はない。

 

以上の3種類の締め切り条件をそれぞれのクラスに与え、最終的に成績を比べることにしました。

締め切り実験の結果 

そして学期末、レポートを確認し、3種類の締め切り条件での成績を比較したところ、2つめの何も締め切りを設定しなかったクラスの成績が一番悪かった

反対に成績が1番良かったのは博士が締め切りを全て指示した3つめのクラスでした

その中間だったのが1つ目の自分で締め切りを決めたクラス。

 

この実験によって、自由を厳しく制限し、 締め切りを上から強制するのが先延ばしに1番効果があるということがわかりました。

しかしアリエリー博士は最大の発見はそこではなく、締め切りがないクラスよりも、締め切りを自分で決められるクラスの方が成績が良かったというデータから、

最大の新発見は、学生に締め切りをあらかじめ決意表明できるようにするツールを与えるだけで、いい成績をとる助けになるということだ。

ということがわかったことだと言っています。

先延ばしの対処法

わたしたちは、目先の満足とあとあとの満足にかかわる自制心の問題を抱えている。それはまちがいない。しかし、わたしたちが直面するどの問題にも潜在的な自制の仕組みがある。

 

以上の実験から「締め切りを設定すること」で先延ばしを防げる方法だとわかりました。

3つ目のクラスのように「誰かに締め切りを強制される」のが一番効果的ではありますが、自分が先延ばししたくないことに対して全てちょうどういい締め切りを強制してくれる人などいません。

強制され続けるとモチベーションの低下にもつながりますし。

 

なので、2つ目のクラスのように「自分で締め切りを設けること」「その締め切りを宣言すること」が使いやすさや効果の面でも重要ですね。

先延ばしの対処法は意外とシンプルなもんでした。

 

おわりに

適切な締め切りを自分でしっかりと決めて、家族や友人やSNSなどでなるべく多くの人に宣言し「達成できなかったら100円あげる」的な罰を作ることで、ただやろうとするよりも先延ばしする確率がグッと下がるんですからチョロいもんでしたね。

「選択できない」ことに関する実験の話は次の記事で書きます。(書きました)

先延ばしグセと優柔不断の治し方② - 『予想通りに不合理』ダン・アリエリー著 - Why Not?

南海キャンディーズ山里さんが教えてくれる絶対に成功する方法 - 『天才はあきらめた』レビュー

天才は諦めた。だけどその瞬間、醜い感情は一気に自分の味方になった。
その感情を燃料に変換させる技を使うことで、努力と言うしんどい行動が簡単にできるようになったから。

 

南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さんが書いた『天才はあきらめた 』を読んだのですが、誰が読んでもきっと面白いだろうなぁと感じると同時に、絶対に誰が読んでもためになる本だと思ったので紹介したいです。

誰が読んでも面白いしためになると言い切れるのは、

  1. 実用的な成功法則を教えてくれるビジネス書的な楽しさ
  2. 特殊な仕事の裏側が覗ける楽しさ
  3. 成長していく主人公をみる漫画的楽しさ

と3つも超楽しい要素があるからです。

 

特に1つ目がそこらへんのビジネス書を読むよりも何倍を得るものが多いレベルなので、成功法則を学びたい人は読むべき本だなぁと思います。

1.具体的に成功する方法を教えてくれる実用書としてものすごい

これが最大の魅力なのですが、この『天才はあきらめた』で語られる、お笑い芸人になる前からの山里さんの物語の中に、できるだけ盗みたい考え方や努力の姿勢がものすごい量書いてあります

今持っているビジネス書は捨てて、この山里さんのやり方をひたすらマネするだけで、大抵のことは成功できると言い切ってしまってもいいんじゃないかってレベル。

なぜなら、「成功するためには行動するしかない」というシンプルな答えを山里さんの過去から現在までの話の中でものすごい説得力で教えてくれます。

どうすれば自分は頑張れるのかを考える

 

逃げさせようとしてくる甘いささやき「焦ったら逆に失敗するから」。この言葉をどう無視できるか。そしてどう行動するか?
これが僕の課題だった。

 

↑このように山里さんは常に「どうしたら成功できるか?」だけではなく 「どうしたら自分は頑張り続けられるのか?」を常に考えています。

『 夢をかなえるゾウ』の著者である水野敬也さんの『四つ話のクローバー』という本で、「成功する唯一の秘訣は頑張ること。能力の差こそあれど頑張らないで成功した人はいない。だからどうしたら頑張れるのかを考えるんだ。」というような話があります。

それを実践し続けて今の位置に行ったのが山里さんです。

頑張れるようになる方法

この本で山里さんが今の位置に行くまでの物語を読んでいると、「頑張り続ける」ためには二つのことが必要だとわかりました。

それは、

 

・自分が頑張れなくなるタイミングを理解しておくこと

・そして事前にその対策をうっておくこと

 

この二つです。

例えば山里さんは誰かにバカにされたり、同期の芸人が自分より遥かに活躍しているのを見ると腐って挫折しそうになる自分の習性を理解しているので、

 

腐るのではなく全てをパワーに変換する。何か嫌なことがあったらこの「変換」を真っ先に頭に置く。

それをひたすらやっているうちにイライラも消えて、かつこんな状況を自分のために仕えた俺ってすごい!と張りぼての自信貯金も貯まる。

 

というように、腐りそうになった時対策も考えてあります。

 

うまくいきだすと、天狗になって努力をおろそかにしがちな自分に対してはこんな対処法を↓

 

まずは天狗期間にサボっていた時間の再確認と、同い年位の活躍している人たちの成し遂げたことの確認、そして信頼している人からの落胆の声、これを集めるとその鼻は折ることができた。
しかし、意図的にそれらを集めないのが天狗状態。

なので僕は目立つところにこの要素を記したメモを置き、読み上げた。そうやって早く自分の鼻を折れた時はそれだけ褒めてあげて作業を開始していた。 

 

そして都合よく行動しない言い訳を見つけて動けなくなる自分を理解して、 

 

焦ることがだめでも、反対に行動しないと言う選択肢を取る事は1番だめなことだ。
焦りをパワーに変えて、どう行動に移すかをめちゃくちゃ考える。 

どうしたら逃げなくなるのだろう。それは大げさな位引き離される恐怖を想像して、焦る事だった。

僕は明日積極的に行動できるように、自分をたくさん脅迫した。焦りを積極的に動くためのエンジンにするために。

 

などを実践したりします。

対策と自分を動かすための工夫がとにかくすごいです。この技をどんどん盗んでいきたいと思わせます。

山里さんのストイックすぎる努力量は真似できる自信がないですけど…

とりあえず自分の好きな芸人さんのネタをひたすら書き起こすことをやってみた。

例えば当時、大好きだった爆笑問題さんをテレビで見て、その喋りを必死に書いた。
ダウンタウンさんの番組で自分の笑ったところで止めて「今なんで面白いと思ったか」をノートに書いた。
面白い人のエピソードを真似してやってみたり、ある先輩が辞書を読んでいると聞いたので、辞書を読んで言葉すごく得してみたりもした。

 

2.主人公が段々とレベル上げをし強敵を倒していく少年漫画的なワクワク

この幸福感は、天才しか味わえないと思っていた。楽しいという感覚をネタに織り込む、それが自分でもできたというのが本当に嬉しかった。

嫌なヤツ・挫折・ライバルとの戦いを、山里さんが自分で「姑息」とよぶ色々な作戦と想像を絶する努力で、なんとか乗り越え前に進んでいきます。

その姿に感情移入して、「早くそのムカつくやつ倒してくれー!!」とか「強い仲間みつけたー!!」とか応援したくなって、まるで冒険物の少年漫画を読んでいるみたいにワクワクしました。

山里さんを見下し、嫌がらせのようなことをしてくる吉本の社員にM-1準優勝後にしっかり仕返しをするのも最高だし、すでに相方がいた、しずちゃんをどうしても自分の相方にしたいために、作戦を練ってしずちゃんに会いに行くところなんて本当に楽しいしストイックさに驚きます。 

とにかく静ちゃんの情報を集めた。好きなお笑い、好きな漫画、好きな番組、それらを全てチェックして情報を頭の中に叩き込んだ。
それをどう使うか?
次に会えたときに自然と話題に出す。向こうがそれを好きだと言うことをは知らないていではなす。それによって、僕のことを「お笑いのセンスが合う人」と思い込ませる。

 

また温厚で優しかった前の相方が、横暴な山里さんにとうとうブチギレて路上に止まっている自転車を次々に投げ飛ばし始めた時に、それを見ていた警察がなぜか止めに入ってこなかった理由がめちゃくちゃ読み応えあって最高でした。

3.お笑い芸人という特殊な仕事の裏側が覗ける面白さ

ある噂を聞いた。「インディーズでお笑いのライブをやっている人たちが、僕らのことを馬鹿にしまくっている」と。
そのバカにしていたのが「千鳥」と「笑い飯」という2組だった。

吉本興業のお笑い養成所「NSC」中の話や人間関係から、テレビや賞レースの裏側、また千鳥・キングコング・ブラックマヨネーズなどの色々な芸人さんのデビュー前の話など、僕たちには知ることができない話をおしみなく出してくれるので嬉しいです。 

 

僕は、その時一生懸命にキングコングに引き離されていることを正当化できる理由を探していた。ネタの感じが誰だに似ているからいつか彼らはダメになるとか、自分たちがボケ方が全く違うから競争する必要は無いとかを一生懸命考えて思い込もうとしていた。

 

そしてテレビ番組の話も策略家の山里さんの目線で語られると本当に面白かったです。

「ガチンコ」という当時放送されていたTOKIOの番組に出れることになった時には、番組の雰囲気に合わせて(揉め事が起きるのが見所の番組だった)相方とモメる練習をしたり、

 

明日スタッフさんがネタ合わせのシーンを撮ると聞いていたので、僕は大阪に帰ってすぐ明日の「ネタ合わせのネタ合わせ」を富男君と始めた。つまりネタの練習ではなくて、どう映るかの作戦だった。

 

緊張のピークであるM-1の決勝戦の本番でも一つ確認作業をいれたりと、山里さんのその時その時の考えが聞けるのところも読みがいがあります。

 

1組ずつ呼ばれて登場するが、ここで1つ決めていたことがある。登場して立ち位置に着いたら静ちゃんに何かポーズをとってもらおうと。
何故かと言うとそのポーズに対するお客さんの反応で、静ちゃんはもちろん、自分たちが受け入れられるかを確認しようと思っていたからだ。

 

おわりに

以上の超楽しい3つの要素が一冊に入っていて、書いているのが山里さんなので面白くないわけがないです。

オードリーの若林さんが書いたあとがきまで完璧に面白いのでこれは読んで見てもいいんじゃないでしょうか。文庫本だから安いし。

 

メッシュ素材のハイテク系白スニーカーはキッチンハイターを使わずに本気で洗って見た。

前に白スニーカーをキッチンハイターで漂白もして完璧に洗う記事を書きました。

yohei.hatenadiary.com

記事を書いてからも何度もスニーカーを洗いまいたが、やっぱりあの洗い方で完璧だなってことで満足していました。

初めてのメッシュ素材のハイテク系スニーカー

しかし今まで、メッシュ素材のスニーカーは洗ったことが無いことに、ナイキの『エアハラチ』を購入してから気が付きました。

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この『エアハラチ』はいわゆる「ハイテク系」のスニーカーです。

ハイテク系で有名なのはナイキのエアマックスシリーズやリーボックのポンプフューリーがありますが、ハイテクというだけあって、普通のスニーカーよりも凝った作りがしてあるので、洗うのを少しためらいます。

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 ↑こうゆうラバーパーツや

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↑こうゆう革っぽい部分

など色々な素材が一つのスニーカーに使われていたりします。

キッチンハイターは使わずに洗ってみた

ということで、メッシュ素材以外のパーツに考慮して、今回はキッチンハイターを使わずに洗うことにしました。(メッシュ素材のみの靴だったら、使っちゃっても大丈夫です。)

漂白せずにどれぐらいキレイになるのかやってみます。

1.ぬるま湯に洗濯用洗剤を入れつける

まずは簡単な汚れを水で洗い流しながら、おけやバケツにぬるま湯をはります。

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そこに洗濯用洗剤を入れ、手でもみ洗いしてから5分くらい置きます。(一年以上洗っていなくて汚れがひどいような靴は1時間以上置いた方がいいと思います。)

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洗濯用洗剤は、いつも家で洗濯に使っているアタックの液体タイプを僕は使っています。

靴ブラシ&激落ちくんでこする

メッシュ地や中敷、ヒモ部分などは靴ブラシで洗います。

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この靴は中古でメルカリで購入したものなので、気になっていた中敷も念入りに洗いました。

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革の部分はブラシではなくスポンジの激落ち君で洗います。

洗剤が残らないよう洗い流す

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汚れがひどい場合はここまで洗ったらもう一度キレイなぬるま湯につけて、二度洗するといいですよ。

今回はメッシュ素材がキャンバス地のものよりも、思ったよりスルスルと汚れが落ちてくれたのでそのまま洗い流しました。

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この瞬間がいつも一番気持ちよくて好きです。

キッチンハイターを使った場合は、後で黄ばんでしまうのを防止するために、酸性の洗剤で中和してから洗い流す必要があります。

詳しくは前回の記事を読んでください。

干す

洗剤を洗い流したら、スニーカーが痛まない程度に振って水を切ってから干します。

普通のスニーカーだったら洗濯機で脱水をした方が乾くまでが早くて楽なんですが、今回はハイテクスニーカーのためラバー部分や革部分が痛めないために洗濯機は使用しませんでした。

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干す時はスニーカーの中に水が溜まってしまわぬよう逆さにするといいです。

僕は物干し竿に洗濯バサミを付けて、そこに突き刺し、逆さにしています。

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 このまま乾くまで放置します。

洗い完了。比較。

とても暑かったので、4時間後には乾いていました。

メッシュ素材は洗いやすいし乾くの早いしで、とてもいいですね。

それでは洗う前と後を比べてみます。

洗う前

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洗った後

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キッチンハイター無しでもかなりキレイになりました。

メッシュ素材は洗うのが楽で本当にいいですね。

ハイテク系スニーカーを洗うのはためらう人も多いと思うんですけど、所詮は靴なので汚れてなんぼです。

怖がらずにガンガン洗ってやりましょう。

「やればできる!」という考え方をした方が幸せになりやすい -『マインドセット「やればできる! 」の研究』

 「人の能力は生まれつき決まってしまっているものなのか、それとも自在に伸ばしていけるものなのか」という議論の答えは現在ハッキリとは出ていない。

でも、社会心理学や発達心理学の世界的な権威キャロル・ドゥエック博士が、

「とりあえず、努力次第で能力は伸ばすことができる! という考え方(マインドセット)をしている人の方が色々とうまくいくってことは確定だよ〜!」

ということを20年もの時間をかけた調査と研究で、実証してくれた有名な一冊が、この『マインドセット「やればできる! 」の研究』という本。

やればできる!という考え方をしている人達の方がうまくいっていることが多い、という調査結果を、実例を交えてたくさん紹介してくれていて、読む前と後で自分の価値観が変わったのがわかる名著です。 

しなやかマインドセットと硬直マインドセット

マインドセットには 大きく分けて「しなやかマインドセット(growth mindset)」と「硬直マインドセット(fixed mindset)」の二種類があることがわかったらしい。

  • 硬直マインドセット=人間の能力は生まれつき決まっていて変えられない、という考え方
  • しなやかマインドセット=人間の能力は伸ばして行くことができる、という考え方 

硬直マインドセットの人は、「自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらない」と思い込んでいて、ちょっとした失敗や他人からの悪い評価で自分には能力が無いと思い込んでしまい、挫折してしまいやすいので、新しいことへの挑戦をためらってしまいます。

しなやかマインドセットの人は「能力は自在に伸ばしていける」と考えているので、失敗は成長の糧と考えることができて、まわりの評価を気にせず、新しいことへどんどんチャレンジができます

「失敗は成功の母」という有名な言葉通り、失敗しながらも続けて行くと大抵のことはうまくいきます。

天才数学者のジョン・ナッシュさんも「試みを繰り返すたびに成功の確率は、劇的に上昇する」と言っていますし、結局続けることが一番成功率を上げてくれるんです。

なので挑戦を繰り返しやすい考え方、「しなやかマインドセット」に自分をしておいた方が人生うまくいきやすいですよね、という話の本です。

誰でもしなやかマインドセットになれる

また大体の人はこの両方のマインドセットを持っていて、対象によって変わったりします。

ドゥエック博士自身もこのように言ってます。↓

ほとんどの人が両方のマインドセットを併せ持っている。単純に二つに分けて説明しているのは、話をわかりやすくするためにすぎない。

同じ人でも分野ごとにマインドセットが異なる場合もある。

私自身はどうも、芸術的才能に対してはコチコチ(硬直)、知能についてはしなやかな考え方をするようだ。

その対象によってマインドセットは変わるということは、自分の仕事や、やりたいことに関してはどんどんしなやかなマインドセットにしていった方がいいですね。

現在硬直マインドセットが強めな人でも、しなやかマインドセットに変えていくことができるとドゥエック博士は言っています。

マインドセットは性格の重要な一部分だが、自分の意思で変えることもできる。二通りのマインドセットの違いがわかれば、今までとは違った考え方や反応ができるようになる。

しなやかマインドセットにするには

自分をしなやかマインドセットに変えて行く方法は、毎日自分で「硬直していないか?しなやかに考えれているか?」と自分に問いかけたり、この本に書いてある大量のしなやかな考え方の例を読んだりして、自分の身に染み込ませていくしかなさそうです。(具体的ものだと、毎朝「今日は自分と周囲の人にとって、どんな学習と成長のチャンスがあるだろうか?」と問いかけるという方法が書かれています。)

自分に根付いている考え方を変えて行くわけなので、時間をかけて地道に続けていくしかなく、なかなか大変ではあります。

マインドセットを変えるにはまず、その自己を返上する必要がある。

想像されるとおり、長年、本来の自己だと思っていたもの、自尊心のよりどころとなっていたものを捨て去るのは容易なことではない。

特に大変なのは、マインドセットを切り替えることによって、それまでずっと恐れていたもの−チャレンジ、苦闘、批判、挫折−を全て受け入れざるを得なくなることだ。

でもすごい効果があることも、確実に変えていけるということも、どっちも実証済みなのでやってみる価値はありますよね。

マインドセットを変えるのは容易なことではないが、変えたのに意味が無かったという人は一人もいません。

僕は結局、自分が今カチカチな考え方をしているか、しなやかなに考えてるかを自分で把握することが大事なんだなぁと思ったので、「毎朝自分に問いかける」という方法をアレンジして、瞑想とミックスさせてみました。

最近買った「サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法」というマインドフルネス瞑想の本を読んで思ったんですが、「マインドセット=自分の考え方のクセ」なので、マインドセットの確認をするのに瞑想はぴったりだと思います。

しなやかマインドセットになるには時間がかかるかもしれませんが、「僕にはできない」みたいな考え方が出てきた時に、「あっ硬直してるな」と客観的に思えるようになっただけでも、だいぶ楽になったので、是非この本は読んで見て欲しいと思います。 

まっ変えれなかったからって死ぬ訳じゃないんで気楽にいきましょ。

‪「やりたいことがたくさんある!」って逆に不幸になりやすいんで、減らしていったほうが良いと思います。

「やりたいことがいっばいありすぎて時間がない!」ってなることよくありませんか?

僕はしょっちゅうなるんですけど、その状態だと逆に何も出来ない事が多いです。

結局、気付いたらダラダラとYouTubeで千鳥の食レポ見てたりします。

選択肢が多いほど人は不幸になる

この「やりたいことがいっぱいあるのに何も出来ない」という現象の原因は「やりたいことがいっぱいあるから」なんですよ。

『選択のパラドックス』って言う有名な心理学者さんが唱える説があって、「人は選択肢が多いほど不幸になる」らしいんですよね。

しかも「やりたいこと」と同じぐらいの量で、「やらなくてはいけないこと」も出てくるんで、そんな大量の選択肢から1つを選んでやるなんて、きっとほとんどの人間にとっては体の作り的に無理なんですよ。意思が弱いとかじゃなくて。

簡単なものからやる

なので対処方としては選択肢をエゲツなく削っていくのが良いです。

削る基準は「難しいかどうか」です。

例えば、やりたいことの中に「世界一周したい」があるとします。

これはなかなか難易度高めだと思います。お金と時間がいっぱいかかるからです。

それよりも難易度が低いやりたいことがあるなら、そっちを残して世界一周は削ります。

「ナイアガラの滝が見たい」があれば世界一周は削ります。「香川でうどんを食べてみたい」があればナイアガラも削ります。「部屋を綺麗にする」があればうどんも削ります。(もちろん難易度の感じ方は人によって違いますけど)

という風に1番達成するまでの難易度が低いものを1つ残してそれをやることだけに集中するのが良いです。

連鎖でやりたいことがドンドン減る

そうすると、例えば今やりたいことの1番難易度の低いものが「部屋を綺麗にする」でそれを実行した場合、良いことが3つも起きます。

1.やりたいことリストから「部屋を綺麗にする」という選択肢を一つ減らせた

「人は選択肢が増えるほど不幸になる」ので、難易度にかかわらず一つでも選択肢を減らせたのなら幸福に近づきます。

2.一つ行動したことでやる気がとんでもなく高まる

これは人体システムの一つなんですけど、人のやる気って「やったからやる気が出る」ようになってるんですね。

人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物なんです。

 

仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。

 

そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているだけなんですよ。 

 

「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」|新R25 - 世の中がわかるジブンもいい。

つまり原動力がどうとかモチベーションがどうこうは割とどうでもよくて、やってしまえばいいんです。

そうすると僕たちが勝手に「やる気」と呼んでいるものが出てきてくれるので。

なので難易度が1番低いものにとりあえず手を付けたことで、次のやりたいことにも手をつけやすくなります。

3.次に繋がる

3つ目は一つでもやりたいことをやると、次のやりたいことに繋がる良いことがあることです。

例えば「部屋を綺麗にする」ができたならば、机の上も綺麗になっているので、ノートを広げて次にやりたいことを決めることがしやすくなっているはずです。

「ナイアガラの滝を見に行く」ができたなら、海外旅行にかかる経費や準備しておいた方が良いものが行く前よりもはっきりわかるので、世界一周旅行の準備が格段にしやすくなっているはずです。

 

以上の3つの良いことがあるので、難易度が高いものをなかなかできなくて悩んでいるのなら、簡単なものからちょちょいとやっていくのが絶対にいい方法だと思います。

「ナイアガラの滝を見に行ったら、思ったより満足して世界一周がどうでもよくなった」なんていうパターンもあると思いますし。

注意点

最後に注意点なんですけど、難易度の見極めって間違えやすいんで気をつけて欲しいです。

 

さっきから例に出している「部屋を綺麗にする」ですけど、これって人によっては結構難しかったりするんで、大きな抵抗を感じる人は「机の上を綺麗にする」や「テレビを拭く」みたいに範囲や手間を少なくしてください。

前述したとおり、人間は「やったから動ける」という性質をもっているので、とにかく難易度を下げることが大事です。

謝りたい相手にはさっさと謝っちゃった方が楽になれて良いです

ふと、嫌な思い出が頭をよぎって「うわっ!」と体を動かしたくなることってありませんか?

僕はよくあるんですけど、それって恥ずかしい思い出や誰かを傷つけてしまった思い出が多いです。自分が傷ついた思い出ではそうならないんですよね。 

中でも最近特に思い出すのが、6年前オーストラリアのバナナ園で働いていた時に、友人を傷つけてしまった思い出です。

原因かもしれない環境

ワーキングホリデーでオーストラリアに行っている際に、お金を稼ぐためにバナナ園で働いていました。

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スーパーがあるような、大きな町までは車で6時間かかるような田舎だったので、ネットも繋がらず、お酒を飲める場所も一件しかなかったので、人生で1番「退屈」を味わった場所です。

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(庭や道路にワラビーがガンガンいるほど田舎でした)

でもそれはそれで「良い経験してるなぁ」と楽しんではいたのですが、華やかな楽しみもなく、顔ぶれもいつも同じ(ほとんどバナナ園で働く人だけの町でした)で、仕事のみを繰り返す毎日だったので、疲れや楽しみのなさから、気づかないうちにストレスがたまってたのかもな、と今考えると思います。

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(近所の山を登るだけでこんな景色が見れました)

つい言ってしまった冷たい言葉

僕が傷つけてしまった友人K君も、同じバナナ園で働く仕事仲間でした。

彼は僕が住むシャアハウスのすぐ近くのプレハブに住んでいたので、ある日からちょこちょことウチに遊びに来るようになりました。

しかし、それはすぐ判明したのですが、彼がうちに来ていたのは僕と会うためではなく、僕と同じシェアハウスに住む台湾人のキレイなJちゃんに会うためだったんです

いやもちろん、僕に会いたいというのもあったと思うんですが、多めに見積もっても

 

Jちゃん:9 僕:1

 

でしたね。

でもK君は男らしいやつだったので、もう途中から堂々とJちゃんと二人だけでリビングで夜中まで話し続ける、という行動に出始めました。

幸運なことに、本来女の子にホレやすい僕が、奇跡的にJちゃんには惚れていなかったので、これは応援してやろうと思い、僕は途中でそっと部屋に帰るスタイルを開始。

しかし、それからK君とJちゃんのリビングランデブーは毎日になり、夕方から夜中の12時近くまで毎晩ランデブーしていました。

さすがに僕と同室だった優しいブラジル人も「あの人毎日来てるけど何ー?」と聞いて来るようになったので、これは注意しなくちゃいけないなと思い始めました。

というも、シェアハウスには僕を含めて6人が住んでいるし、バナナ園の仕事って基本、朝の4時起きなんで、夜中までリビングにいられると、

 

・明日の準備がしずらい

・うるさい

 

という二点の問題が出てくるんですよ。

なのでK君に、

「あまり毎日遅くまでだとみんなの迷惑になるから、K君の家で話すようにした方がいいよ」

とナチュラルに言おうと思ったのですが、毎日毎晩が二週間続いていて、僕もイライラしていたため、

「普通さ、人んちに毎日来て、夜中までいたら迷惑になるのわからない? みんなかなり迷惑してるのに、気づかなかった?」

と書いていて恥ずかしくなるほどの嫌味たっぷりな言い方をしてしまたんですよね。

本当に今書いていてゾッとしました。

これって、完全に漫画や映画に出て来る「イヤな奴キャラ」が言いそうなセリフじゃないですが... ルフィやゴンに完全シカトされるタイプの脇役...

それかテレビドラマに出て来る嫁にうるさい「小姑」のセリフですよね。

かっこ悪い。どっちにしろしょうもない脇役です。改めて自己嫌悪。

 

そして更に僕が自己嫌悪してしまったのが、僕の嫌味を聞いてから少し後にK君が僕のところに来て、言った言葉です。

僕の目を真っ直ぐに見ながら、

 

「本当に悪かった。もう二度としないから。」

 

と言いました。

 

 

 

...

 

 

...

 

 

 

 

 

主人公ー!!!!

お前めっちゃ主人公ー!!!!

おれの嫌味言うだけの脇役キャラが余計ひき立っちゃってるよ!!!!

さっきの嫌味なかったことにしてー!!!!!!!

 

と心の中で叫びましたが時すでに遅しでした。

自分のための謝罪 

それからは僕が先にバナナファームを去るまで、K君とはそこまでがっつりは話すことはありませんでした。

それからK君に会うことはなかったので、気まずいまま終わってしまいました。

あれから6年以上がたつのですが、未だにあの時の「めっちゃ嫌な奴な自分」が頭によぎって「ウワーっ!」となることがあります。

 

K君のバナナ園での思い出の中では、僕は「冷たくて嫌なヤツ」として残っているのかもしれない… と思うと、自分が悪いこととはいえ、とても悲しくて寂しくなって、「こりゃ耐えられん!!」となります。

 

例えばこないだ見た「シェイプオブウォーター」というアカデミー作品賞を受賞した、半魚人と人間の女性との恋愛を描いた美しい映画を思い出すと、いわゆる「悪役」のストリックランドという強烈なキャラが頭に出てきてイラッとします。

そんなふうに僕も彼の「オーストラリア」という記憶フォルダの中で、ストリックランドになっているのではないかと思うとゾッとする。

 

冷たい視線やキツイ言葉は受けた側の方が何倍にも強く残っているものですしね。 

 

しかし、突然「6年前オーストラリアで、冷たい態度とってごめんな」と連絡するのは、照れ臭くて恥ずかしい。 それはそれで「なんか怖い人」と思われそうでこっちも怖い。 どうしたらいいもんか…

 

という悩みの記事を書こうと思っていたところ、昨日ちょうどFacebookにK君が誕生日だという表示が!

 

これ完全に言ってますよね。

神様的なのがさ、「YOU謝っちゃいなよ。」言ってますよね。

 

ということで、考えたら恥ずかしさで止まっちゃいそうだから、文章もだいぶ適当なままFacebookメッセンジャーを使って、いきおいで謝ってみました。

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改めて冷静に自分の文面を見てみると、「ごめんな!」とか「もらっとく!」とか、かなり中二病感がある仕上がりになっていることに我ながらヒイていますが、ちゃんと謝っただけよしとしましょう。

 

するとすぐに返事が。

 

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だから主人公かよ!!!!

 

謝れてよかったですけど、僕が勇気出して謝ることで、謝りたいけど謝れないことがある人にも読んで勇気出してもらおうと思ってたのに、相手がただの漫画の主人公だったんで、なんの参考にもならなくなってしまったことが残念です。

「そりゃ、そんな主人公相手ならおれだって謝れるわ」って言われておしまいですもんね。

でも本当にスッキリしましたよ。

もちろんK君がめっちゃ良い奴だったおかげなんですけど、文面でとはいえ、ちゃんと謝れた自分が少し好きになれて、自分の嫌味ったらしい感じに自分が少し嫌いになっていた部分が帳消しにできた気がします。

終わりに

結局K君がめっちゃ良い奴だったってだけの話しになってしまうんですけど、でもこんな良いやつ相手なら、なおさら謝っておいてよかったなと感じました。

みんながみんなK君みたいな良い奴ではないかもしれないですけど、気になってることがあったら、LINEでもメッセンジャーでも使って、さっさと謝っちゃうのが良いと思います。

6年間もたびたび頭によぎって自己嫌悪してた思い出したくない過去が、成仏してくれた感じがするんで。

それにしても相変わらずのK君の主人公っぷりには驚かされましたし、みんなの参考にならないしで、逆にイラっとしたんでもう一回キレたろかなって思ってます。

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(ちゃんと謝れたからバナナ園がさらに良い思いでになれました。)

もう二度と後悔しないためにできる、たった1つの方法。

 

今寝る寸前だったところから、なんとか布団から這い出てこのブログを書いています。

というのも、2ヶ月前に『小さな習慣』という素晴らしい本を読んでから、

 

【今日から66日連続で、毎日100文字はブログを書く】

 

と自分の中で決めたんです。

66日というのは1つの行動が習慣化するまでの平均日数と言われているからです。

そして今日まで、「毎日100文字」をやらずにうっかり寝てしまった日が2日ありまして、2回失敗しているのですが、危うく今日3回目をやりそうになったんです。

それで今こうして寝る寸前からブログを書いているんですけど、ふと、そういえば僕の人生「もっと早くやっとけばよかったな」と思ってばっかりだなと思いました。

 

小学校の夏休みの宿題から始まって、中学時代のテスト勉強も、将来を考えるのも、夏前のダイエットも、仮想通貨投資も、全てもっと早くやっておけばよかったなぁの連続です。

という事は、何かを変えない限り、きっとこの先も「もっと早くやっておけばよかったなぁ」と思い続ける人生になる可能性が高いですよね。

そこで、今までの経験を生かして先手をとっていこうと思っています。

僕はよく「これ5年前からやってたらとんでもないことになってたな」と思うことがあるので、5年後の僕が「もっと早くやっておけばよかったなぁ」と思うであろう事を今からやってやろうと思うんです。

5年後の僕が「もっと早く…」と後悔してそうなことを想像すると、結局今と一緒で、

 

・筋トレ

・勉強
・新しいことを何でも試す

 

の3つだと思うんです。

小学生から現在、未来まで、ほぼ変わらない後悔をしてますね。

ということで、もう二度と後悔しないためにできることの答えが出ました。

それは、

 

『今後悔していることを今からやる』ですね。

 

今後悔してるようなことはきっと未来の自分も後悔してるんで、今から始めるので全く遅くないんじゃないかなと最近はよく考えます。

「でも今から始めてももう遅いよな…」

って言い訳は散々やってきたんで、そろそろ飽きてきた感もありますし、

25歳の時に「今からじゃ遅いか」とかって色々諦めてた僕を、今30歳の僕は顔が赤を通り越して浅黒くなるまで往復ビンタしてやりたいですし、

多分35歳の自分も今の自分にそう思うに決まってるんですよね。


やっていきましょう。