動物たちのヒューマンサスペンス漫画『ビースターズ』が意外に怖くて暗くて面白い

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人間のような動物達が暮らす世界を描いたビースターズというマンガが面白い。

ただの動物達の可愛らしいお話ではなく、肉食や草食などの違う種族が一緒に暮らしているからこその葛藤など、人間よりも人間らしい悩みが生々しくて重さや暗さがありどんどん読み進めてしまう。

恐ろしい事件から始まることもあり、サスペンス漫画としてもかなり面白い。

 

 

出だしから意外な怖さと緊張感

ビースターズの世界では、人間のような動物達が種族に関わらず一緒に暮らしている。

そのため、肉食動物が草食動物などのを食殺することは、もちろん一番のご法度(ごはっと)。

しかし、恐ろしい食殺事件が学校の中で起きてしまう。

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動物達の物語と聞いて、可愛らしくて温かい物語を想像して読み始めると、ホラーのような始まりで鳥肌が立つ。

 

動物を食べたいという本能を持っている動物と食べられてしまう側の動物が一緒に暮らしているということはとんでもなく怖いことだと出だしで思い知らされるので、思っていたよりも緊張感がある漫画になる。

本能との葛藤

主人公の「レゴシ」は繊細でとても優しいハイイロオオカミ。

 

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しかし、肉食で体もとても大きいオオカミであるため、草食動物達から怖がられてしまうことも多い。

それでもその優しさで、他の動物達とうちとけて仲良くすごしてきたレゴシ。

しかしそんな優しいレゴシが、ある日、自分の中にある肉食獣としての恐ろしい本能に直面してしまう。

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レゴシは自分の本能の凶暴さに自分でショックを受けてしまう。

自分の中に強烈にある本能が誰かを傷つけるものだった場合、どうすればいいのだろうか?

どんなに性格が優しくても、それも越えてしまう本能が肉食獣にはあるという事実が一気に恐ろしさを増していく。

 

怖くなるおぞましさと残酷な描写

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このシーンはとにかくグロいし怖かった。

ビースターズはキャラクター達を人間のような動物達にしたからこそ、よけいに人間が持っている残酷さや醜さが、うきぼりになってくる。

「これ動物だからじゃなくて、人間の世界でも変わらずに起きていることだよなぁ」と実感して怖くなってくる。

 

様々な人間(動物)模様

とにかく動物達の特性や感情が、人間的になったことで出てくる生々しさがすごい。

特に面白かったのを上げていくと、

 

・暗闇に弱い草食達の恐怖

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・肉食獣の戦闘向きな特性

 

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・種族格差でのイジメ

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・草食の強さをアピールすることで世界の均衡を保ちたいアカシカ。

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・そのアカシカの暗い過去

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・ヤリ◯ンのうさぎ

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読みたくなるでしょ?

 

 

 最後に

肉食獣と草食獣の葛藤を始め、色々な種類の動物達の共存という大きなテーマはディズニー映画の名作『ズートピア』も思い出す。

人化した動物達のストーリーにハズレはないですね。

とにかく新しくて見たことのない物語ですので、楽しく読めると思います。

未見の方は是非。