先日、会社から支給された楽天の唾液PCR検査キットを使用しました。
この楽天のPCR検査キットは、今までは企業団体向けだったのですが、2021年2月3日から個人での申し込みも始まった物です。
使用してわかったことは、
・やること自体は超簡単
・でも注意しないと買い直しになる部分がある
・説明書にわかりにくい箇所がある
・初めてだと意外と時間がかかる
ということです。
大体のことは、説明書を読めべわかる簡単な検査なのですが、楽天の唾液PCR検査キットは、1つ約8000円もするので、なるべく失敗がないように、実際に使ってわかった使用方法と注意点を解説していきます。
(後で、こちらの楽天が公式にアップしている、「唾液PCR検査キット 使い方」という動画を見たんですが、めちゃくちゃわかりやすかったです。ですので、使用方法の説明は簡単なものにさせてもらいました。)
①注意点
まずは唾液検査キットを使う上での注意点を4つ紹介します。
これらのミスをすると、正確な検査ができなかったり、最悪買い直さなければいけなくなってしまうので、気をつけてください。
1.キャップのフィルムは剥がさない
これをやってしまったら、その時点で終了し、買い直しになってしまう最大の注意点が、キャップについている銀色のフィルムを剥がしてしまう(破けてしまう)ことです。
正確には、このフィルムが破けて「中に入っている保存液が漏れてしまったらアウト」なので、注意してください。
またキャップは、採取用容器に付けると、自動的にフィルムが敗れ保存液が容器の中に落ちるようにできているので、唾液を入れる前にキャップをしてしまっても、アウトとなりますのでご注意を。
2.キャップをストッパーにぶつかるまで閉める
これは思ったより力が必要だったのと、ストッパーにぶつかっているかが、見にくいので注意が必要なポイントです。

しっかり閉めたと思ってからもうひと押ししないと、ストッパーにあたるまではいかないので、よく確認してください。
3.口内を清潔にした後、何も入れずに時間をあける
検査の精度を上げるために、口の中に食べ物・カフェイン・ニコチン・血液・うがい薬などが含まれないようにした状態で、10〜30分放置してから、唾液を容器に入れることが大切です。
歯磨き直後だと、フッ素が菌を殺してしまうので、正しい検査ができなくなってしまいます。
前日の夜に歯を磨いて、朝は口をゆすぐのみにし、時間を置いてから唾液を入れる方が、より精度が高く検査ができると思います。
飲食や歯磨き、うがいの直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与える可能性があり、避けるべきである。明確な基準はないが、目安として、 飲食等の後、最低 10 分以上、できれば 30 分ほど空けることが望ましい。
4.同意書への記入漏れに注意
同意書への記入漏れがあると、検査の受付ができなくなってしまうようなので、気をつけてください。
これがやり直しになるだけなのか、セットを買い直さなければならないのかはわからないですが、どちらにしろめんどうなので、ここは書き忘れがないよう、よく確認してから封筒に入れましょう。
②楽天唾液PCR検査キットの使用方法
1.使い方手順
楽天の唾液PCR検査キットの使い方手順を簡単にまとめると、
①口内を清潔にし、時間を置く
②開封
③採取容器に唾液を入れる
④キャップを閉める
⑤よく振る
⑥検査キット、
⑦唾液を入れた採取容器とそれを入れる袋を全てアルコール除菌する
⑧袋に入れていく
⑨同意書にサイン
⑩袋に入れた採取容器と同意書を封筒に入れる
この流れです。(前述した通り、これは楽天の公式動画を見れば、完璧にわかります。)
楽天に限らず、どの唾液PCR検査キットにも共通する部分ですが、基本的な使い方はとても簡単で、「唾液を容器の中に入れるだけ」です。
そして後は、容器と容器を3重にしまう袋をアルコールシートでよく吹き、順番に入れていきます。
↑の画像では容器の下に、ティッシュがひいてありますが、これは会社からお願いされたことで、楽天の公式な説明にはなかったので、どちらでもいいと思います。
最後に「注意点」の項で前述した、同意書に記入をし、袋に入れた唾液採取容器と一緒に茶封筒に入れれば完了です。
2.説明書ではわかりにくかったところ
実際に検査キットを使用する上で、説明書を読んだだけではわかりにくかったところを解説します。
唾液の泡は唾液にカウントしない
説明書を読んだ時に、「唾液をどれくらい入れたらいいのか」を説明している部分の図が、イメージしずらい物でした。
これは、「唾液に含まれる泡はのぞいて、線まで唾液がたまるようにしてください」ということなんですが、図だと「この位置まで入れる」と書いてある線が、蓋のように見えて、不思議でした。
でも実物を見るとわかりやすかったです。
↑この画像のように、実際はただプラスチックで線になっているので単純でした。
「唾液の泡の部分は含めずに、液状の物だけでこの線まで満たしてくださいね」ということです。
③時間がかかってしまうポイント
唾液を入れるだけのシンプルな検査ですが、結局一時間近く時間がかかってしまいました。
そこで時間がかかった2つのポイントを紹介します。
1.精度を上げるために何も口にしない時間を30分持つ
これは注意点でも上げたところですが、精度を上げるために口を清潔にしてから、何も口にせずに10〜30分待つことになります。
どうせならしっかりと精度を上げるために、30分は待ちたいところです。
なので、この時点でなんやかんやで40分はかかってしまいますので、時間には余裕を持って行った方がいいです。
2.泡の多い唾液を入れてしまう
予想以上に時間がかかってしまったのは、「泡が多い唾液を入れてしまったから」です。
泡が多い唾液を入れてしまうと、なかなか唾液が下に落ちていかずに、線の位置までたまるのに、かなり時間がかかってしまいました。
また、ちゃんと線まで唾液がたまったのかがわかり難いという難点もあるので、採取容器には、なるべく泡が少ない唾液を入れることをおすすめします。