万年筆を買って良かったと感じる一番のメリットは、文字を書く量が増えたことだ。
文字を書く量がこんなに簡単に増えるのならば、もっと早く購入すればよかったとよく思う。
文章を書く効果は計り知れない
というのも、なにしろ「書く」という行為の効果はすさまじいからだ。
書くことの効果をあげていくとキリがないけれど、いくつか具体例をだすとこんな感じ。
・アイデア・悩みの解決法が出やすくなる
・ネガティヴな感情や不安も、紙に書き出してしまうと大部分が消える
・考えたいことは、そもそも紙に書き出して可視化しないと頭の中だけでは限界がある
・書き出したことは忘れづらい
↓書くことのメリットの詳しい話はここらへんの本をどうぞ
メリットがありすぎて、たくさん書くことを習慣づければ、人生はイージーモードになると言っていいほどだ。
そんな効果抜群の「書く」という行為を、しやすくしてくれるのが万年筆。
なので、おすすめしたい気持ちも込めて、万年筆が文章を書く量を増やしてくれる理由をあげてみる。
万年筆で書く量が増える4つの理由
【理由1】文字を早く書ける
文字を書くスピードがかなり早くなる。
万年筆をしばらく使ってから、久しぶりボールペンで書いてみると、遅く感じてしまうほど。
これは考え事をノートに書き出して、可視化する際にはすごく重要なこと。
自分の頭から出てくる意見やアイデアなどと、それをノートに記入する手のスピードはなるべく近い方がいい。
なぜなら頭の中だけで考えていることは、すぐにどこかに行ってしまうからだ。
ベストセラーになった『0秒思考』という本でも、考えを出す際には早く書くことが推奨されている 。
読書中やテレビ・映画中にメモする際にも、早いスピードで書けることは便利で助かっている。
・頭からアイデアが出るスピードに近づける
・メモを取ることが少し簡単になる
・書く時のめんどくささが減る
【理由2】手にかかる負担が少なく疲れにくい
紙との抵抗が少なく、スラスラと書ける万年筆は、早く書けるだけじゃなく手が疲れにくい。
万年筆にしてからは、頭の中には書きたいことがたくさん浮かんでいるのに、手が疲れてストップしてしまう、ということが減った。
書くスピードは上がるのに、疲れは減るっていうのは便利な道具だなぁと感じる。
ペンの持ち方がおかしくて、人一倍疲れやすい僕には本当にありがたい効果だ。
・アイデア出しに集中できる
・中断が減る
【理由3】デザインが良くて触りたくなる
これが実は一番の理由かもしれない。
お気に入りの万年筆を見つけれたら、机の上にあるだけでついつい触りたくなるという効果がある。
(僕のお気に入りの万年筆、『LAMY サファリ』と『パイロット レグノ89s』)
書くことは大事ってわかってはいても、面倒で書きたくない日もある。
しかしそんな日でも、ペンさえ持ってしまえば、紙にテキトーに文字なりラクガキなり書いたのをきっかけに書き始められたりもする。
その意味でも、触りたくなるほど気に入ったデザインや持ちやすさの万年筆を手に入れるのは効果が高い。
・手に取りたくなり、書き出しやすくなる
・机の上にあるだけで気分が上がる
【理由4】インクの色を選べる
理由3の「デザインが良いと触りたくなる」と似たことだけど、万年筆ではたくさんのインクから、自分好みの物を選ぶことができるので、気に入ったインクの色を見るためにも何か書いてみたくなる。
万年筆では定番の「ブルーブラック」という色も、メーカーによってどれも色が違うので選びごたえがある。
僕はPILOT社が出しているインクシリーズ「色彩雫」の、『月夜』と『深海』というブルーブラックインクが気に入っている。
(字が絶望的に下手で申し訳ない)
同じブルーブラックでも異なるので、気分で色を変えるのも良い。
また書いてから時間がたつたびに、どんどん色が変わっていくのが面白い。
日記を書くと、内容と共に色の変化も楽しめるのが気に入っている。
・気に入った色を見たいがために書きたくなる
・インクを変えれると気分転換になる
・変色していくのが楽しめる
最後に
以上4つの理由から、万年筆を購入してから書く量が増えた。
文章をたくさん書くようになってから、アイデアも、予定の立てやすさも、ブログの書きやすさも前より進歩したと感じている。
しかし「なんにも書きたくないなぁ」という日は、しょっちゅうある。
そんな時に万年筆があるだけで、なんとか「書いてみるか」と思えることがあるから、良い買い物だった思っている。
また、人間は「特をしたい」という気持ちよりも「損をしたくない」という気持ちの方が何倍も強いらしい。
なので、ボールペンよりも値段が張る万年筆を買うことで、「元を取らなくちゃ!」と、書きたい気持ちが強くなることも良いのかもしれない。