ヨウヘイです。
タイガー・ウッズさんが43歳、14年ぶりのマスターズ優勝で盛り上がってますね!
本当にすごい人だ。
そんなゴルフ化け物であるタイガー・ウッズさんのすごさの一部が、以前にも紹介した『MINDSET「やればできる!の研究」』という本に書かれていました。
タイガー・ウッズが持つ「しなやかマインドセット」

この本では、「しなやかマインドセット」という「自分は成長していける」という考え方を持っている人の方が、人生は良い方向に進みやすくなると、様々な研究で証明されたことが書かれています。
この本の中で、「しなやかマインドセット」の持ち主の例として、タイガー・ウッズさんの話が紹介されているので、抜粋します。
タイガー・ウッズが何よりも重んじたのは、どれだけ努力したかということ
1998年のマスターズトーナメントで、前年に続いての優勝を果たせなかった時も、ウッズはトップ10に入れたことを良しとして、「ここまで食い下がれたことを誇りに感じている」と述べている
また、全英オープンで3位に終わった後にもこう語った。
「今ひとつ調子が出ないとき、スイングがどうもうまくいかないとき、その解決策を考え出すことで、ふだん得られないような満足感が得られる時がある。
このようにタイガー・ウッズさんの目標は、勝つことよりも自分が成長できているかに絞られていた。
この考え方が、成功者たちに多くみられるものらしい。
しかし、「でも、そうは言っても才能がすごかったからじゃね?」と思ったそこのあなた。
めっちゃ気持ちわかる。
タメ口になっちゃうぐらいわかる。
さすがにここまでの成果を出すのは、努力や考え方だけではなく、才能がずば抜けていたからだって当然思っちゃいますよね。
しかし!
その考え方って『硬直マインドセット』といって、デメリットが多い考え方みたいなんですよ。
「硬直マインドセット」との特徴とデメリット
「硬直マインドセット」は「人間の能力は決まっていて、変えられない」という考えのことです。
「しなやかマインドセット」の反対。
能力は決まっていると考えているので、自分がいい成績を出した時は浮かれます。
「おれってやっぱりすげー!」「人より優れているんだ!」と。
しかし自分の成績が悪くなったり、自分よりもすごい人が出てきてしまうと、「おれの力じゃここまでが限界か」とすぐに挫折してしまいます。
「能力は伸ばして行ける」という考えがないからです
つまり先ほどの例でいうと、しなやかマインドの持ち主タイガーさんは、1位を逃したことよりも、トップ10はキープした自分の成長を誇りに感じていました。
1998年のマスターズトーナメントで、前年に続いての優勝を果たせなかった時も、ウッズはトップ10に入れたことを良しとして、「ここまで食い下がれたことを誇りに感じている」と述べている
もしもタイガーさんが硬直マインドの持ち主だったのなら、「前年は優勝できたのに、今年は10位に入れただけか...去年がピークだったのか。もう限界かも」と考えてしまうはずです。
そうなると、今回の43歳でマスターズ優勝という快挙を成し遂げられることはなかったと思います。
「能力は伸ばせる」という考えがない頭では、「43歳になってから優勝」なんてできるとは思えないはずですから。
硬直マインドセットとの付き合い方
マインドセットを変えるのは容易なことではないが、変えたのに意味が無かったという人は一人もいません。
そう考えると、硬直マインドセットはやっぱり自分の中から取り去っていきたい。
しかし、前述したようにタイガーウッズさんのニュースを見たところで、「才能がすごいからだろ?」と僕を含め、きっと多くの人が思ってしまうはず。
そこで僕が個人的に実践している方法は、「才能や環境の差は当然ある」という事実を理解した上で、「No. 1にはなれないかもしれないけど、ある程度は成長できるだろ」と軽い諦めをうまく利用することです。
『MINDSET「やればできる!の研究」』の中にも書かれていますが、誰でも「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」のどちらかのみを持っているわけではありません。
場面によってどちらかのマインドセットが登場してきます。
現に僕もこのブログを始めた時は、
「ブログで月10万の収入なんて絶対に無理だろ」
という「硬直マインドセット」だったのですが、ブログで月3万円の収入を手にしたことから
「頑張れば月10万円行けるかも」
と「しなやかマインドセット」に気付いたら変わっていたました。
つまり成功体験を積み重ねることで、硬直していたマインドセットがしなやかに変えていけるということです。
今、自分が「硬直マインドセット」になってしまう目標を持っている人は、一旦ハードルを下げて、「これなら頑張ればできそう」と自分がしなやかマインドセットになれる目標に変えてみましょう。
そしてコツコツできそうな目標を達成していくうちに、頭の中の「しなやかマインドセット」の割合が増えていくはずです。
まとめ
タイガー・ウッズさんのすごさは、43歳で優勝したことよりも「43歳でも優勝できるはず!」と信じれた心の強さにあると思います。
その強さの一端が「しなやかなマインドセット」にあるなら、少しだけでも手に入れたいですよね。
才能や環境の差というのは確かにあって、自分には難しいことを軽々とこなしている人を見ると、悲しい気持ちになったりもしますが、「人が今の自分よりすごい」ことと「自分は成長できない」ことは全く別物なので、気をつけましょう。
「しなやかマインド」も「硬直マインドセット」も所詮は考え方のクセなので、猫背みたいなものです。
大変ではあるけれど、普段から気をつけていけば、変えていける程度のものなので、ゆっくりと「今はダメだけど、自分はこれから成長できる」という考え方をクセ付けしていきましょう。
一口メモ
【だって名前に「タイガー」って入ってる時点で超強そうだもんなぁと、考えるほど硬直したマインドの持ち主が書きました】